シカゴコーンの夜間取引は軟調。12月限は421セント台まで下落して、すでに前 日の安値を下回っている。 前日の引け後に発表された生育進度はシルキングが8%(前週4%、前年10%、平 年4%)だった。通常4日の米独立記念日明けから受粉が本格化するため、今後数週間 の産地の天気が最も重要になる。また作柄は「良」以上の割合が73%(前週70%、 前年67%)、「劣」以下の割合が5%(前週6%、前年9%)と改善しており、アジ アの時間帯の上値を抑えている。米国の時間帯にさらに崩れるか否かに注目したい。 前日のシカゴは小幅まちまち。期近の主要限月は受渡通知開始日を迎えた7月当限を 除き小幅安。週間輸出検証高は137万トン弱と引き続き高水準だったものの、強気の インパクトは薄く、注目の作付面積が3月末の意向面積から微減にとどまり、四半期在 庫も46億4364万Buとほぼ事前予想平均に近かったことであまりインパクトはな かった。また小麦の四半期在庫は、2024/25年度の期末在庫となるが、8億 5051万Buと、6月の月例需給報告の期末在庫である8億4100Buを上回って おり、これは7月の需給報告で上方修正されることになる。 新穀12月限は422.25セントまで下落した後、引けは425.50セントまで 戻した。 <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】 17:00 製造業購買担当者景況指数 2025年6月確報(Markit) 【経済】 18:00 消費者物価指数 2025年6月速報(EUROSTAT) ◆ ドイツ ◆ 【経済】 16:55 雇用統計 2025年6月(連邦雇用庁) ◆ アメリカ ◆ 【経済】 23:00 建設支出 2025年5月(商務省) 【経済】 23:00 製造業景況指数 2025年6月(ISM) 【工業】 7/2 05:30 週間石油統計(API) ◆ カナダ ◆ 【休日】 建国記念日 MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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