NYプラチナ市況=続伸、米ADP雇用者数は予想外に減少

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/10)  1369.7     1447.9      1359.1      1433.5    + 74.8
         (26/ 1)  1370.8    1450.1      1364.5      1437.0    + 73.8
 パラジウム  (25/ 9)  1115.00    1175.00     1113.00     1167.60   + 54.70
         (25/12)  1127.00    1185.00     1127.00     1180.30   + 53.80
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          40,780         38,041        91,281       (-    641)
 パラジウム          5,215          4,869        20,751       (+    209)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,484.42  -  10.52
     前日  143.40/42   1.1804/06   ・ナスダック         20,393.13  + 190.24
     本日  143.66/68   1.1797/99   ・10年米国債利回り      4.29  +   0.04
・NY原油  (25/ 8)   67.45 + 2.00  ・SPDR保有金残高    948.23  -   4.30
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。前日比はプラチナが71.4〜75.1ドル
高、中心限月の10月限が74.8ドル高、パラジウムは51.50〜54.70ドル
高、中心限月の9月限は54.70ドル高。
 プラチナ10月限は続伸。時間外取引では、金主導の値動きとなり、もみ合いとなっ
た。欧州時間に入ると、テクニカル要因の買いが入った。日中取引では、ADP全米雇
用報告で雇用者数が予想外に減少したことを受けて買い優勢となった。
 パラジウム9月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナ10月限は時間外取引を1359.1〜1405.9ドルのレンジで推移
し、前日比42.3ドル高の1401.0ドルとなった。10月限は高寄りしたのち、
金主導の値動きとなり、もみ合いとなった。欧州時間に入ると、テクニカル要因の買い
が入った。
 日中取引では、ADP全米雇用報告で雇用者数が予想外に減少したことを受けて買い
優勢となった。序盤の高値を突破すると、テクニカル要因の買いが入って一代高値
1447.9ドルを付けた。
 6月のADP全米雇用報告によると、民間雇用者数は3万3000人減となり、予想
外の減少となった。市場予想は9万5000人増だった。
 パラジウム9月限は、時間外取引を1113.00〜1135.50ドルのレンジで
推移し、前日比21.60ドル高の1134.50ドルとなった。9月限は高寄りした
のち、買い戻しなどが入って堅調となった。欧州時間に入ると、押し目を買われた。
 日中取引では、ドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。序盤の高値を
突破し、1175.00ドルまで上昇した。
 1日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比48オンス減の31万
4420オンス、パラジウムは変わらずの4万8280オンス。
今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は、ユーロ圏
のインフレ率がECBの目標を下回るリスクがあり、ECBが穏やかに支援的な政策ス
タンスを取る状況にあるとの認識を示した。
・6月のADP全米雇用報告によると、民間雇用者数は3万3000人減となり、予想
外の減少となった。減少は2023年3月以来、2年超ぶり。経済の先行き不透明感が
雇用の足かせとなった。市場予想は9万5000人増だった。
・イングランド銀行のテイラー金融政策委員は、英経済のソフトランディング(軟着
陸)がリスクにさらされており、最近の指標は年内に4回ではなく5回の利下げが正当
化されることを示唆しているという認識を示した。
・国際通貨基金(IMF)のアルフレッド・カマー欧州局長は、欧州中央銀行(EC
B)の金融政策について、インフレ見通しが大幅に変化しない限りは現行2.0%の預
金金利を維持すべきだと提言した。
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