[今日の視点]石油=上昇へ、海外原油は反落も下値は限定的

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は上昇へ。2025年11月限で500〜800円高程度を想定する。海外
原油は反落したものの、安値から切り返したことが国内市場を支えそうだ。円相場が
1ドル=144円後半で円安・ドル高推移していることも支援要因。
 米国はイランの核開発施設を攻撃した後、イランとの核開発協議を望んでいる。米ア
クシオスの報道によると、イランが応じるならば来週オスロで核開発協議が実施される
可能性がある。
 ただ、イランはこれまでにトランプ米大統領の協議要請を拒否しており、実現する可
能性は低い。イランが核兵器を製造しようとしていると一方的に決めつけ、国際法を無
視してイラン攻撃を実施した米国と、イランが対話する理由はあるのだろうか。アラグ
チ・イラン外相は核兵器拡散防止条約(NPT)を遵守すると述べ、NPTの範囲内で
核開発を続ける構えだが、トランプ米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相の週明けの
会談次第ではまた緊迫感が強まる可能性がある。
 なお、今晩のニューヨーク市場が独立記念日で休場となることから、ニューヨーク時
間外取引も休場。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:30 全世帯家計調査・消費支出 2025年5月(総務省)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 生産者物価指数 2025年5月(EUROSTAT)
◆ ドイツ ◆
【経済】15:00 製造業受注 2025年5月(経済技術省)
◆ フランス ◆
【経済】15:45 鉱工業生産指数 2025年5月(INSEE)
◆ アメリカ ◆
【休日】--:-- 独立記念日
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