アジア株 韓国株は大幅反落、トランプからの「お手紙」に怯える 豪中銀は来週利下げか 東京時間14:02現在 香港ハンセン指数 23899.40(-170.54 -0.71%) 中国上海総合指数 3475.24(+14.09 +0.41%) 台湾加権指数 22522.07(-190.90 -0.84%) 韓国総合株価指数 3071.49(-44.78 -1.44%) 豪ASX200指数 8594.10(-1.73 -0.02%) インドSENSEX30種 83230.56(-8.91 -0.01%) アジア株はまちまち。米国6月の雇用統計は雇用者数が予想を大きく上回る伸びとなり失業率は予想外に改善した。米経済の底堅さが好感されている反面、7月米利下げ期待がほぼ消滅。 米利下げ期待消滅で香港の金利引き下げ期待も消滅。香港株は約2週間ぶり安値をつけている。消費者サービスやハイテク、エネルギー関連など幅広い銘柄が下落している。 トランプ関税への警戒感が高まっており韓国株は大幅反落。9日に米関税一時停止期限が切れるが、トランプは4日に「手紙」を送るかもしれないとしている。1日10通ほど関税に関する手紙を送るかも、貿易協定を結ぶより手紙を送るほうが簡単だと述べた。手紙を受け取った国は8月1日から関税を払うことになる。 韓国大統領は期限までに米国と合意できるか確信が持てない、明らかに容易ではないとしており、週末を前にトランプからの「お手紙」に怯えている。トランプ関税は60-70%から10-20%の範囲とされており、高関税のほうでないことを祈るばかりだ。 豪州市場では利下げ期待が高まっている。CPI伸び縮小、低迷する経済成長率、消費者信頼感悪化、雇用者数の予想外の減少など、豪州の経済指標は弱く来週の豪中銀理事会で利下げが予想されている。5月CPI(月次ベース)は前年比+2.1%と予想(+2.3%)以上に伸びが鈍化、昨年10月以来の低水準となった。コアCPIは+2.4%と前回の+2.8%から縮小、2021年後半以以来の低水準となった。 上海株は続伸、年初来高値をつけている。米国との協議進展が期待されている。中国商務省は米国が対中制限措置の一部を撤回したことを確認したと発表、ロンドン枠組みの実施に向けた取り組みを加速させると表明した。
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。