株価指数先物【引け後】 狭いレンジでの推移

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪9月限
日経225先物 39770 +50 (+0.12%)
TOPIX先物 2826.0 -0.5 (-0.01%)

 日経225先物(6月限)は前日比50円高の3万9770円で取引を終了。寄り付きは3万9960円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万0120円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。直後につけた4万円を高値にショート優勢となり、現物の寄り付き後ほどなくして3万9710円と下落に転じる場面もみられた。

 前場中盤にかけて3万9940円まで戻したが、前場終盤にかけて軟化し、午場に入り3万9690円まで下げる場面もみられた。ただし、下へのバイアスは強まらず、終盤にかけて3万9870円まで戻すなど、狭いレンジでの推移になった。

 4日の米国市場が独立記念日の祝日で休場となるため海外勢のフローは限られており、スキャルピング中心の取引にとどまっていた。寄り付き直後につけた4万円をキープできなかったことでその後はショートも入ったとみられるが、概ね3万9700円~3万9870円処での推移であり、下値の堅さは意識されていた。

 ボリンジャーバンドの+1σ(3万9540円)を上回っての推移を継続するなかでは、積極的にショートを仕掛ける動きは限られていた。+2σ(4万0410円)とのレンジ内のため、+1σに接近する局面では、押し目狙いのロング対応に向かわせている。

 ただ、今週は週初に4万0870円をつけた後は調整が続き、+1σが支持線として機能したものの、小動きながらも上値を切り下げていた。そのため、いったんは+1σを割り込む場面を意識しておきたいところだろう。ナイトセッションで+1σは3万9610円まで切り上がっており、同バンドを割り込むようだと、節目の3万9500円や25日移動平均線の3万8750円辺りが射程に入りそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.07倍に上昇した。一時14.02倍に低下する場面もみられたが、その後は200日線(14.04倍)を上回っての推移である。200日線水準には+1σも位置しているため、同水準での底堅さが意識されると、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせそうだ。

 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万5221枚、ソシエテジェネラル証券が1万0550枚、サスケハナ・ホンコンが2978枚、ゴールドマン証券が2089枚、SBI証券が1993枚、バークレイズ証券が1859枚、JPモルガン証券が1704枚、ビーオブエー証券が878枚、みずほ証券が792枚、モルガンMUFG証券が783枚だった。

 TOPIX先物はABNクリアリン証券が1万6395枚、ソシエテジェネラル証券が1万5400枚、バークレイズ証券が6598枚、ゴールドマン証券が3631枚、JPモルガン証券が3499枚、モルガンMUFG証券が2151枚、野村証券が1255枚、シティグループ証券が1000枚、BNPパリバ証券が940枚、ビーオブエー証券が686枚だった。

株探ニュース

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