貴金属は、金が続落で寄り付く見通し。金はドル建て現物相場の下落を受けて売り優 勢となろう。銀はドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢となろう。プラチナ 系貴金属(PGM)はプラチナがドル建て現物相場の上昇と円安を受けて堅調となろ う。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は8.70ドル安の 3333.68ドル、銀が25セント高の3712セント、プラチナが6.68ドル高 の1395.28ドル、パラジウムは4.38ドル高の1136.93ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=144.47/49円で、前営業日の 大引け時点から0.25円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万5630円前後、銀は170.0円前後、プラチナ は6140円前後、パラジウムは5200円前後。 【金は欧州時間に上げ一服】 金は前週末の海外市場は、欧州時間に上げ一服となった。 金は欧州時間に上げ一服となった。トランプ米大統領が関税交渉を行っている10〜 12カ国に関税率を通知する書簡の送付を開始するとし、ドル安に振れたことが支援要 因になったが、ニューヨーク市場は独立記念日で休場であり、上げ一服となった。米大 統領は大型減税・歳出法案に署名し、成立した。米国の財政不安が高まるようなら、ド ル安が続くとみられる。 米大統領は関税率を通知する書簡を7日に送付するとした。おそらく12通になると した。上乗せ関税の一時停止期限が9日に迫っているが、ベッセント米財務長官は関税 率の適用は8月1日からなので、合意に近づいていない国が譲歩案を提示する時間はな おあると述べた。 銀は前週末の海外市場は、金の上げ一服に上値を抑えられた。ただ米財務長官が交渉 期限の延長を示唆したことで週明けは堅調となった。 【プラチナは押し目を買われる】 プラチナは前週末の海外市場では、金の上げ一服に上値を抑えられたが、押し目は買 われた。 プラチナは金の上げ一服に上値を抑えられたが、押し目は買われた。トランプ米大統 領が大型減税・歳出法案に署名し、成立した。米大統領は関税率を通知する書簡を7日 に送付するとしており、関税交渉の行方が次の焦点である。ベッセント米財務長官は関 税率の適用は8月1日からなので、合意に近づいていない国が譲歩案を提示する時間は なおあると述べた。 <今日の予定> ・独鉱工業生産指数 2025年5月(経済技術省) ・ユーロ圏小売売上高 2025年5月(EUROSTAT) ・建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行
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