[今夜の視点]海外原油=66ドル台後半では戻り売りが待ち受けか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油8月限は前日比0.64ドル安の66.36ドルで推
移。本日これまでのレンジは65.40〜66.37ドル。
 今晩の海外原油は時間外取引で売り優勢で推移を引き継ぎ、小幅安で取引開始か。時
間外取引は、週末に石油輸出国機構(OPEC)プラスが6日に8月の原油生産量を日
量54万8000バレル増産すると決定。7月の日量41万1000バレル増産より、
さらに増産量を引き上げることを嫌気し、序盤に65.40ドルまで軟化。その後は下
げ幅を縮小し、66ドル台前半に戻している。
 OPECプラスの増産体制を織り込み66ドル台に戻しているが、トランプ関税の不
透明感が強いことや、8日に米エネルギー省(EIA)から米短期エネルギー見通し
(月報)の発表、今週から第2四半期の米企業業績の発表が始まることから、リスクオ
ンには慎重姿勢が強く、66ドル台後半では戻り売りが待ち受けか。
<今夜の予定>
◆ ドイツ ◆
【経済】15:00 鉱工業生産指数 2025年5月(経済技術省)
◆ アメリカ ◆
【農産】7/8 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
【農産】7/8 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA)
【商品】7/8 04:30 建玉明細報告(CFTC)
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