NYプラチナ市況=続落、ドル高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/10)  1412.4     1413.0      1354.1      1373.3    -  8.8
         (26/ 1)  1411.0    1416.1      1359.2      1377.8    -  8.6
 パラジウム  (25/ 9)  1147.50    1155.50     1106.00     1114.70   - 33.00
         (25/12)  1158.00    1158.00     1123.00     1127.30   - 33.10
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          31,512         48,505        90,802       (-  1,897)
 パラジウム          4,091          5,003        20,419       (-    199)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,406.36  - 422.17
     前日  144.92/94   1.1756/58   ・ナスダック         20,412.52  - 188.58
     本日  146.05/07   1.1707/09   ・10年米国債利回り      4.39  +   0.05
・NY原油  (25/ 8)   67.93 + 0.93  ・SPDR保有金残高    947.66      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。前日比はプラチナが11.5〜6.8ドル安、
中心限月の10月限が8.8ドル安、パラジウムは33.10〜32.60ドル安、中
心限月の9月限は33.00ドル安。
 プラチナ10月限は続落。時間外取引では、米大統領が各国に関税率の通知を開始す
ると発表したが、米大型減税・歳出法の成立や関税交渉の継続見通しを受けて買い優勢
となった。ただその後は、金軟調やドル高を受けて戻りを売られた。日中取引では、金
堅調を受けて押し目を買われた。
 パラジウム9月限は他の貴金属の軟調やドル高を受けて売り優勢となった。
 プラチナ10月限は時間外取引を1354.1〜1413.0ドルのレンジで推移
し、前日比47.7ドル安の1372.9ドルとなった。10月限は高寄りしたのち、
米大統領が各国に関税率の通知を開始すると発表したが、米大型減税・歳出法の成立や
関税交渉の継続見通しを受けて買い優勢となった。ただその後は、金軟調やドル高を受
けて戻りを売られた。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服となった。
 日中取引では、金堅調を受けて押し目を買われた。その後は、米大統領が日本と韓国
からの輸入品に対して25%の関税を課すと表明し、ドル高に振れたが、金堅調につれ
高となり、1385.2ドルまで上昇した。
 米大統領が各国に関税率の通知を開始すると発表した。日本と韓国からの輸入品に対
し、8月1日から25%の関税を課すと表明した。ただ米財務長官は関税適用となる8
月1日まで交渉の余地があるとした。一方、米国の大型減税・歳出法が成立し、財政不
安が残ることは下支え要因になった。
 パラジウム9月限は、時間外取引を110.00〜1155.50ドルのレンジで
推移し、前日比16.70ドル安の1131.00ドルとなった。9月限は安寄りした
のち、米国の大型減税・歳出法の成立見通しを受けて押し目を買われたが、他の貴金属
の軟調やドル高を受けて戻りを売られた。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服と
なった。
 日中取引では、戻りを売られ、1106.00ドルまで下落した。その後は、他の貴
金属の堅調が下支えになったが、ドル高に上値を抑えられた。
 3日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比3491オンス減の31万
0929オンス、パラジウムは変わらずの4万8081オンス。
今日の材料
・7月のユーロ圏投資家センチメント指数は4.5と、予想以上に改善し、約3年ぶり
の高水準となった。景気回復のすそ野が広がっていることが背景。
・トランプ米大統領が新興国グループBRICSの反米政策に同調する国に10%の追
加関税を課すと表明したことに対し、BRICS諸国から、反論が相次いだ。
・ベセント米財務長官は、今後48時間以内にいくつかの通商を巡る発表を行う予定だ
と述べた。
・イスラエル銀行は、地政学的な不確実性が高まっていることを背景に、政策金利を
4.50%に据え置くと決定した。金利据え置きは12会合連続。
・イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、6日に紅海でギリシャの海運企業が運航す
るリベリア船籍の貨物船「マジック・シーズ」号を攻撃し沈没させたと発表した。
・トランプ米大統領は、日本と韓国からの輸入品に対し、8月1日から25%の関税を
課すと表明した。
・米ホワイトハウスのレビット報道官は、トランプ米政権は日韓など12カ国に関税措
置を巡る書簡を送ると明らかにした。
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