経済統計解説=国内実質賃金は2023年9月以来の低水準

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 毎月勤労統計で、5月の国内実質賃金は前年比2.9%減となった。2023年9月
以来の低水準。食料品を中心とした物価高だけでなく、立ち行かなくなっている従来の
社会保障を無理やり維持しようとするための負担拡大、じわじわと上昇する金利が家計
を圧迫している。生産者の年齢の高齢化によって米相場だけでなく、農産品全般が長期
的に上昇を続ける可能性が高く、実質賃金は目減りを続けるだろう。
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