株価指数先物【昼】 +1σ回復でロング優勢の動きに

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比170円高の3万9710円(+0.42%)前後で推移。寄り付きは3万9410円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9460円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。寄り付きを安値に押し目狙いのロングが入り、現物の寄り付き時にはプラス圏を回復。さらに、中盤にかけて3万9820円まで上げ幅を広げる場面もみられた。買い一巡後は売り買いが交錯する形で上げ幅を縮めており、ボリンジャーバンドの+1σ(3万9660円)を挟んでの推移をみせている。

 トランプ米大統領は、日本と韓国に対して25%の関税をかけると通告したが、日本に対する一律関税について「30%や35%」といった数字を挙げていたこともあり、想定内との見方から押し目狙いのロングに向かわせた形だろう。一気に+1σを上回ったことでショートカバーを誘った面もあったとみられる。強弱感が対立しやすいところだが、+1σを上回っての推移が続くようだと、ロングの動きが強まりそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.09倍に上昇した。14.04倍に低下して始まったが、同水準に位置する200日移動平均線(14.04倍)が支持線として機能しており、その後は14.13倍まで上昇する場面もみられた。+1σ(14.06倍)を上回っての推移が続くようだと、NTロングに振れやすいだろう。

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