[今夜の視点]海外原油=需給を見据えるなら続伸か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油8月限は前日比0.18ドル安の67.75ドルで推
移。本日これまでのレンジは67.40〜67.97ドル。
 今晩の海外原油は続伸か。北半球が夏季休暇シーズン入りしており、需給の引き締ま
りが意識されているならば、堅調に推移する可能性が高い。世界最大の石油消費国であ
る米国でガソリン需要は例年の傾向に沿って上向いている。受け渡し地であるオクラホ
マ州クッシングの原油在庫が減少を続けていることも需給のタイト化を示唆しており、
米週間石油在庫統計の発表を控えて強含む展開は想定しておくべきか。
 また、中東情勢が再び緊迫化するリスクも意識すべき。米国の余計な行動で、イラ
ン・イスラエルの12日間戦争は終結したが、この戦争におけるイスラエルの目標はな
にひとつ達成されていない。米アクシオスの報道のように、イスラエルがイランを再攻
撃する可能性はある。
<今夜の予定>
◆ フランス ◆
【経済】15:45 国際収支 2025年5月(フランス銀行)
【経済】15:45 貿易収支 2025年5月(INSEE)
◆ アメリカ ◆
【経済】7/9 04:00 消費者信用残高 2025年5月(FRB)
【工業】7/9 05:30 週間石油統計(API)
◆ カナダ ◆
【経済】23:00 Ivey購買担当者景況指数 2025年6月(RISB)
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