金・銀市況=急反発、終盤に再度上げ幅を拡大し220円超の上昇

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,678   +233    15,806  +221  : 3,333.54   +21.30
銀          170.0    0.0     170.0  +1.5  : 3,681.00   +26.00
プラチナ     6,370   +127     6,158  +138  : 1,370.90   +17.60
パラジウム   5,200      0     5,200     0  : 1,117.73   +10.13
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    146.19   +1.12  ユーロ・ドル相場   1.1734  -0.0018
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【市況】
 金は急反発。ドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢で始まった。その後、
ドル建て現物相場が上げ一服も円ジリ安を受けて買われた。先限は正午前に200円超
の上昇。午後になり、上げ幅を縮小したが、終盤に再度、上げ幅を拡大し、220円超
の上げ幅を維持して引けた。
 銀の商いは成立しなかった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが219〜260円高、ゴールドスポットが279円
高、銀が変わらず。
 推定出来高は、金が2万4168枚、金ミニが8867枚、ゴールドスポットが
1573枚、銀が0枚。
【FOMC議事録公表後のドルの動きに注意】
 金先限は午前中に6月24日以来の高値となる1万5825円まで上昇。午後に入っ
てからは1万5800円を挟んでもみあいながら堅調。
 ドル建て現物相場は昨日の欧州時間に3300ドル割れとなり、3298ドル台まで
下落後、急速に切り返し、今日のアジア時間は朝方に3345ドル台まで反騰。約半日
で50ドル近い高下となり、高いボラティリティ(変動率)を維持している。今週は現
地9日に先月17〜18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録の公表が
ある。9月のFOMCでの利下げとの見方が多く、ドル安が進みやすい環境だったが、
週明けからはドル高に転換。FOMCの議事録発表後のドルの動向に注意したい。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下値堅く推移。きのうの海外市場では、ドル高を受けて手
じまい売りが出たが、米大統領が日本と韓国に関税率を通知したことなどを受けて押し
目を買われた。アジア市場は、午前7時過ぎに3345ドル台をつける上伸も、その
後、手じまい売りが先行もようとなった。午後2時前に3328ドル台まで下落。ユー
ロドルは反発力弱く推移が圧迫要因ながら、一時3336ドル台まで下値を切り上げ
た。
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