プラチナ市況=プラチナは反発、先限は引けで一段高で140円近い上げ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,678   +233    15,806  +221  : 3,333.54   +21.30
銀          170.0    0.0     170.0  +1.5  : 3,681.00   +26.00
プラチナ     6,370   +127     6,158  +138  : 1,370.90   +17.60
パラジウム   5,200      0     5,200     0  : 1,117.73   +10.13
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    146.19   +1.12  ユーロ・ドル相場   1.1734  -0.0018
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ドル建て現物相場の上昇と円安を
受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調や円安を受けて上げ幅
を拡大した。先限は正午前に110円超の上昇で推移。午後に入り、ジリ高となった終
盤に上げ幅を縮小する場面があったが、引けで一段高となり140円近い上昇で引け
た。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが78〜189円高、プラチナスポットが
48円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが8493枚、プラチナミニが519枚、プラチナスポット
が1786枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは投資家心理が弱気にならず買い戻し先行もよう】
 プラチナ先限は午前中に6196円まで上げ幅を拡大。午後1時前に6092円まで
上げ幅を縮小した。6100円割れはすかさず買われ、6149円まで上昇。6119
円で買い拾われ、引けで6158円の高値をつけ、そのまま引けた。ただ出来高は伸び
悩み、前日を下回る、8400枚台(標準)止まり。引けの一段高は買い戻し主導か。
 米トランプ政権は現地時間の7日に新たな関税措置を課す通知を各国宛てに開始。日
本に対しては8月1日から25%の関税を課す。ただ事前予想では30〜35%の課税
との予想や、8月1まで関税交渉を継続との期待から、日経平均株価は米国株の急落に
逆行高となった。トヨタ、ホンダ、マツダ、スバルなど自動車株は上げ幅は限定的なが
ら全面高で推移した。中国の代表的株価指数の上海総合指数は約24ポイント(+0.
70%)高で堅調。投資家心理がさほど弱気にならず、プラチナ市場では買い戻しが先
行もよう。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1373.20ドルから、関税交渉の
継続を受けて買い優勢となった。午前11時頃に1390ドルの節目を試す上昇となっ
た。直後から反落となったが、1965ドル台で買い支えられ、1374ドル台まで上
昇。
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