シカゴ大豆市況=軒並み続落、米産地の生育良好と米関税懸念から

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2025/07   1,038.75    1,040.50    1,025.00    1,024.25     - 7.50
  2025/08   1,030.50    1,032.75    1,020.25    1,021.25     -10.25
  2025/11   1,020.75    1,024.00    1,014.00    1,017.50     - 3.25
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       252,866         274,149         848,341 (+  4,045)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
=======================================
*米気象庁発表の6−10日予報(7月14日−7月18日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る〜平年並。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を上回る。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 大豆は軒並み続落。終値の前日比は10.25〜1.75セント安。中心限月の11
月限は前日比3.25セント安の1020.75セント。
 前日日中取引終了後に発表された作柄報告では平年並みのペースを保って生育が進ん
でいることに加え、作柄も良好を維持していることが確認されたことが弱材料となっ
た。また、米トランプ政権による相互関税の上乗せ分の通達が開始されたことで米国と
他諸国との貿易摩擦の高まりが懸念され、売り優勢となった。
 11月限は1020.75セントで取引を開始。アジアの時間帯は1020セント台
を維持する高もみとなったが、アジアの時間帯終盤に急速に軟化に転じシカゴの時間帯
序盤には1014セントの安値を付けた。安値で買い戻されて1020セント台を回復
する場面も見られたが戻り待ちの売りを受けて軟化。ただ、この日の安値からは値を切
り上げたことで下げ一巡感が強まり1017セントが下値支持線として意識されるもち
あいとなり、この水準のまま終了。

*米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトでは散発的な降雨のおかげで受粉〜開花と生産量に最も影響する時期を
迎えているコーン・大豆にとって十分な量の土壌水分を維持。ただ、イリノイ州では7
月6日時点の土壌水分は不足〜やや不足が43%となっており、中西部で唯一、土壌水
分不足傾向にある。
 洪水に見舞われたテキサス州南部から中部にかけての地域では9日まで降雨が見込ま
れるが、その後は乾燥した天気に転じるだろう。またプレーンズ北部および中部、そし
て中西部北部では寒冷前線が東にかけて形成される影響を受け、散発的な降雨および雷
雨が再び広がるもよう。
 6〜10日間予報では7月13〜17日間は全国的に気温、雨量共に平年並〜平年を
上回る見込み。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
 プレーンズではカンザス州以南を中心に広い範囲で散発的な降雨が発生。一方ハイプ
レーンズ北部では気温が大幅に上昇し、最高気温は32〜36℃前後に達している。モ
ンタナ州では干ばつによる影響が顕著となっており、7月6日時点で春小麦は37%、
冬小麦は28%が劣〜悪の作柄を記録。
 南部では不安定な天気となり散発的な降雨が続いておりテキサス州中部から南部にか
けての地域では復旧作業が妨げられている。一方、大西洋沿岸地域では高温多湿となっ
ており、カロライナ州の一部地域では8日の最高気温は36℃に達している。

 大豆製品は、大豆油は米国の減産見通しを受けた原油高が手掛かりとなって堅調とな
ったが、大豆粕は大豆の軟調に追随安となった。需給面から大豆油とのストラドル取引
に絡んだ売りが見られたことも下押し要因になった。
 大豆粕12月限は前日比1.60ドル安の284.3ドルで終えた。
今日の材料
・コーンベルトでは散発的な降雨のおかげで受粉〜開花と生産量に最も影響する時期
 を迎えているコーン・大豆にとって十分な量の土壌水分を維持。
・今後数日間はプレーンズ北部および中部および中西部の多くの地域では一時的に
 晴天が広がる見込み。
・イリノイ州では7月6日時点の土壌水分は不足〜やや不足が43%。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。