シカゴコーン市況=揃って続落、米産地の良好な生育と米関税不安から

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/07    420.50      420.50      411.25      411.00      - 7.00
   2025/09    403.50      403.75      396.75      398.00      - 5.50
   2025/12    420.75      420.75      413.25      414.25      - 6.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物        489,873        424,921        1,501,136 (-    525)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
=======================================
*米気象庁発表の6−10日予報(7月14日−7月18日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る〜平年並。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を上回る。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 コーンは揃って続落。終値の前日比は7.00〜1.50セント安。中心限月の12
月限は前日比6.50セント安の414.25セント。
 米産地では生育に適した天気が続き前日日中取引終了後に発表された作柄報告でも順
調な生育が確認出来たことで豊作見通しが強まるなか、米トランプ政権が8月1日まで
交渉の余地がある、としながらも相互関税の上乗せ分の通達を開始したことで輸出不安
が高まり軟調となった。12月限は一代安値を再度、更新した。
 12月限は420.75セントで取引を開始したが、これがこの日の高値となった。
その後は暫く420セントを前後する動きとなったが、アジアの時間帯後半以降は引け
にかけて値位置を切り下げる動きとなり、シカゴの時間帯終盤に413.25セントの
安値を記録。安値圏で低迷したまま取引を終えた。
*米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトでは散発的な降雨のおかげで受粉〜開花と生産量に最も影響する時期を
迎えているコーン・大豆にとって十分な量の土壌水分を維持。ただ、イリノイ州では7
月6日時点の土壌水分は不足〜やや不足が43%となっており、中西部で唯一、土壌水
分不足傾向にある。
 洪水に見舞われたテキサス州南部から中部にかけての地域では9日まで降雨が見込ま
れるが、その後は乾燥した天気に転じるだろう。またプレーンズ北部および中部、そし
て中西部北部では寒冷前線が東にかけて形成される影響を受け、散発的な降雨および雷
雨が再び広がるもよう。
 6〜10日間予報では7月13〜17日間は全国的に気温、雨量共に平年並〜平年を
上回る見込み。
 シカゴ小麦は総じて下落。当限7月限は小高く終えたが、2番限以降は下落。前日の
日中取引終了後に発表された作柄報告では良以上の比率は冬小麦が前週と同率の48%
、春小麦は前週の53%から50%に引き下げられるなど、作柄の低迷が続いている
が、米産地での天候回復とコーンの軟調が重石となった。
 期近12月限は前日比1.75セント安の568.50セントで終了。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
  プレーンズではカンザス州以南を中心に広い範囲で散発的な降雨が発生。一方ハイ
プレーンズ北部では気温が大幅に上昇し、最高気温は32〜36℃前後に達している。
モンタナ州では干ばつによる影響が顕著となっており、7月6日時点で春小麦は3
7%、冬小麦は28%が劣〜悪の作柄を記録。
 南部では不安定な天気となり散発的な降雨が続いておりテキサス州中部から南部にか
けての地域では復旧作業が妨げられている。一方、大西洋沿岸地域では高温多湿となっ
ており、カロライナ州の一部地域では8日の最高気温は36℃に達している。

今日の材料
・コーンベルトでは散発的な降雨のおかげで受粉〜開花と生産量に最も影響する時期
 を迎えているコーン・大豆にとって十分な量の土壌水分を維持。
・今後数日間はプレーンズ北部および中部および中西部の多くの地域では一時的に
 晴天が広がる見込み。
・イリノイ州では7月6日時点の土壌水分は不足〜やや不足が43%。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。