【市況】 ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間高に加え、ドル・円が1ド ル=146円台後半〜147円の円安に振れたことを好感し、地合いを引き締めた。だ が、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが軟化したことを嫌気して、売りが優勢となっ ている。TSR20は出来ず。 午前11時41分現在のRSS3号は前営業日比1.8円安〜1.3円高。活発限月 の12月限は同0.9円安の311.3円、期先26年6月限は出来ず、推定出来高は 306枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、同40ポイント安の1万396 0ポイント、推定出来高は2枚。 【中国消費者物価指数が5カ月ぶりに上昇だが】 日本時間の午前10時30分に中国国家統計局から発表された6月の中国消費者物価 指数は、前年同月比0.1%上昇となり、5カ月ぶりにプラスに転じた。また、食品と エネルギーを除くコアは、同0.7%となった。ただ、依然として、伸び率としては、 低い。 また、同時に発表された6月の中国生産者物価指数は、同3.6%の下落となり、2 年9カ月連続でマイナスとなっている。生産者物価指数のマイナスが続いているうえ、 単月の消費者物価指数がプラスサイド振れただけでであり、中国のデフレ懸念が払しょ くされるには時間が必要のようだ。 【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSRは20は売りがやや優勢とな り、1.2〜0.5セント安で推移している。 上海ゴムはまちまち。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前営 業日比変わらずの1万3990元で推移している。 MINKABU PRESS
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