金・銀午前=金は反落、最高値圏を維持しつつ調整局面が続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金は反落。トランプ米大統領の大型減税・歳出法案が成立し、ドル離れ・米国離れの
最大の要因である高水準の米債務残高がさらに膨張する見通しであることが金相場の支
援要因だが、国内市場は調整局面を続けている。交渉が続くなかで米国の関税政策が未
だに定まっていないことが積極的な売買を手控えさせている。ただ、円債市場で超長期
債の値動きが再び不安定化していることは円相場を圧迫しており、国内市場の支援要因
となっている。円相場は1ドル=146円後半で円安・ドル高推移。
 午前11時34分現在の前営業日比は、金標準が77〜53円安、金ミニが80〜
71円安、ゴールドスポットが287円高、銀が1.0円高。
 午前11時34分現在の出来高は、金が1万8148枚、金ミニが6558枚、ゴー
ルドスポットが695枚、銀が1枚。
【ハセット委員長が次期FRB議長の有力候補か】
 米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道によると、米国家経済会議
(NEC)のハセット委員長が、連邦準備理事会(FRB)の次期議長の有力候補とし
て浮上しているという。ハセット氏は6月に少なくとも2回、FRB議長の候補者とし
てトランプ大統領と会談した。このほか、ケビン・ウォーシュ元FRB理事やウォラー
現FRB理事、ベッセント財務長官も候補者であると報道されている。
 金先限は1万5756円まで下げ幅を縮小。ただ、マイナス圏からプラス圏へ浮上し
ようとする動きは限定的。今晩は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が発表され
る。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は小動き。午前11時32分時点で3301.91ドルで推移
し、前日終値水準とほぼ変わらず。

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