プラチナ午前=プラチナは反落、現物安を背景に先限から売り圧力が強まる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナは反落。前日のニューヨーク高もドル建て
現物相場の下落を背景に先限から売り圧力が強まり、全限月がマイナスサイドでの取引
となっている。下げ幅は限月によってばらつきがあるが、全体的に下げ幅は限られて推
移しているが、先限がジリ安。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時29分現在の前営業日比は、プラチナが52〜21円安、プラチナミニが
48.5円安〜63.0円高、プラチナスポットが4円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時29分現在の出来高は、プラチナが8873枚、プラチナミニが469
枚、プラチナスポットが1081枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは下落、利食い売りと押し目買いが交錯】
 プラチナは下落。先限は日中取引では6099円、2度にわたり6100円を試す下
落となったが、買い拾われた。いったん6149円まで戻したが、プラスサイドに浮上
できず。その後、6181円まで軟化したが、6100円を挟む水準に戻している。
 先限は高値圏で三角ペナントを形成するチャートとなり、次の方向を示すまでのエネ
ルギー蓄積期間。短期線の5日移動平均線(4127円)が上昇基調にあり、テクニカ
ルは、まだ強気。金のドル建て現物相場が3300ドル水準で下値堅く推移しているこ
ともプラチナの押し目買いを呼び込む要因。今夜、米連邦公開市場委員会(FOMC)
の議事録公表を控えた利食い売りと、押し目買いが交錯し、出来高は8800枚台(標
準)まで増加。今日は1万1000枚台まで増えそうだ。
 プラチナ先限は夜間取引で6200円まで上昇した後に6074円まで反落。日中取
引は6081〜6149円で推移。円相場は1ドル=147円台前半を試す場面があ
り、ドル高・円安の流れを継続。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方に1375.50ドルをつけたが、上値
は重く、午前9時前から売り圧力が強まり、一時1349ドル台まで下落。
 午前11時25分現在、プラチナは1353.38ドル、パラジウムが1105.
39ドルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1370.90ドル、パラジウム
が1117.73ドル。
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