[今夜の視点]シカゴコーン=需給報告控えて安値更新、「陰の極」待ちか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は強含み。前日の続落に対する修正高となっている。一代安
値を更新してチャートが悪化しているが、目先は12日の米農務省(USDA)の月例
需給報告が最大の焦点となるため、これから9〜11日の間のどこかのタイミングで売
り方の利食いの買い戻しが入ってきそうだ。ただ現状は米国産の良好な作柄や「トラン
プ関税」懸念で完全に売り方が主導権を持っている状況で、「陰の極」(セリング・ク
ライマックス)待ちとも言える状況のため、需給報告でさらに一段安のシナリオも当然
あり得る。

 前日のシカゴは続落。受粉期を迎えている米国産の作柄に対する弱気な見方に加え
て、「トランプ関税」に対する懸念でさらに売られる展開。チャート悪化による売りも
出て当限を除き主要限月が一代安値を更新した。

 12月限は413.25セントまで一代安値を更新した後、引けも414.25セン
トとあまり戻さなかった。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】 20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】 23:00 卸売在庫 2025年5月確報値(商務省)
【経済】 7/10 03:00 FOMC議事録公表 6月17-18日(FRB)
【工業】 23:30 週間石油統計(EIA)

MINKABU PRESS

*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。