[今夜の視点]海外原油=需給タイト化を期待しつつも、上げ一服か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油8月限は前日比0.24ドル安の68.09ドルで推
移。本日これまでのレンジは67.78〜68.27ドル。
 今晩の海外原油は続伸か。北半球の需給がタイト化する夏季休暇シーズン入りしてい
るうえ、世界最大の産油国である米国の減産見通しが相場を圧迫していることが相場を
引き続き押し上げるだろう。石油輸出国機構(OPEC)プラスが自主減産の解消を急
いでいるなか供給過剰懸念は根強いかもしれないが、供給過剰懸念が後退し、供給不足
見通しが台頭する方向にあると思われる。
 ただ、需給バランスのタイト化を期待しつつ、米エネルギー情報局(EIA)の週報
の発表に向けて相場が強含んでいるとすると、上げ一服となる可能性がある。米石油協
会(API)の米週間石油在庫統計の内容からすれば、今週のEIA週報が強気な内容
となる可能性は低い。
<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】23:00 卸売在庫 2025年5月確報値(商務省)
【経済】7/10 03:00 FOMC議事録公表 6月17-18日(FRB)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
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