ゴム市況=総じて反落、中盤の上海ゴムの軟化を映す

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                      TSR20
    2025/07      2025/12       2026/06        2025/08       2026/07
  308.9  - 2.0   313.3  + 1.1   308.0   0.0    234.0   0.0    235.0   0.0
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    上海ゴム9月限     14,015  + 25 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて反落。寄り付きでは、上海夜間高に加え、ドル・円が1ド
ル=146円台後半の円安に振れたことを好感し、地合いを引き締めた。中盤に入る
と、ドル円は一段高となったものの、日中取引の上海ゴムが軟化したことを嫌気して、
売りが優勢となり、総じてマイナスサイドに沈んだ。だが、終盤は上海ゴムが買い先行
となったことから下げ幅を縮小し、活発限月の12月限はプラスサイドに振れた。TS
R20は出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比2.0円安〜1.1円高、活発限月の12月限は
同1.1円高の313.3円、期先26年6月限は同変わらずの308.0円、総出来
高は439枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は同100ポイント
安〜25ポイント高、総出来高は6枚。
【12月限はもみ合いが続く】
今日のJPXゴムRSS3号は、上海ゴムが中盤に下落したことを受けて、総じて反
落となった。ただ、活発限月の12月限は、前営業日比1.1円高の313.3円とプ
ラスサイドに振れて取引を終えた。
 12月限は、6月30日以降、307〜315円前後でのもみ合いが続いている。現
状、ゴムのファンダメンタルズに特に目立った変化はない。手掛り材料難の中、小動き
に終始している。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSRは20は午前中から売りがや
や優勢となり、1.3〜0.1セント安で推移している。

 上海ゴムは総じて小高い。中心限月の9月限は、夜間取引は堅調に推移し、前営業日
比65元高の1万4055元で夜間取引を終えた。だが、日中取引に入ると序盤は売り
が先行し、一時1万3930元まで軟化した。だが、午後の取引では、地合いを引き締
め、プラスサイドに浮上している。

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