アジア株上昇、エヌビディア時価総額4兆ドルを好感 関税は「タコ取引」だと高をくくる 東京時間11:01現在 香港ハンセン指数 23942.66(+50.34 +0.21%) 中国上海総合指数 3500.17(+7.12 +0.20%) 台湾加権指数 22605.31(+78.30 +0.35%) 韓国総合株価指数 3156.92(+23.18 +0.74%) 豪ASX200指数 8583.00(+44.42 +0.52%) アジア株は総じて上昇。エヌビディア時価総額4兆ドル突破が好感されているほか、中国景気支援策期待も高まっている。 米エヌビディア株はきのう過去最高値を更新し、時価総額が一時4兆ドル(約585兆円)を突破した。4兆ドル突破はエヌビディアが世界初だ。エヌビディアCEOが来週、中国で開催されるイベントに出席し中国指導部と会談する予定だとの報道も材料視されている。 中国政府が今年後半に財政政策を加速・拡大する可能性があると関係者の話として上海証券報が一面で報じている。売れ残り物件買収に特化した基金や対外貿易安定化支援基金の設立の可能性があるという。 一方、トランプによる世界的な貿易摩擦懸念は一段と高まっている。トランプ氏は銅に対する50%関税を正式に発表し、ブラジルに50%の関税を課すと通知した。米国とBRICS諸国、ラテンアメリカとの関係悪化が懸念される。そのほか、フィリピンなど計7カ国にも関税の手紙を送った。ただ、関税発効は8月1日であり、それまでに協議が進展する可能性があるほか、いつもの「タコ取引」だろうと市場は高をくくっているようだ。 上海株は反発。緑地控股や保利置業集団、新城控股集団、北京首都開発、上海実業発展など不動産株が総じて上昇。香港株市場でも華潤置地や龍湖集団、中国海外発展、恒基兆業地産など不動産株が軒並み上昇している。 韓国株は約4年ぶり高値をつけている。SKハイニックスやLG電子、サムスン電子などハイテク関連が上昇。台湾市場でも台達電子やTSMC、聯発科技など半導体関連が上昇している。
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