株価指数先物【昼】 引けの需給イベントへの先回り的な動きも

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比190円安の3万9610円(-0.47%)前後で推移。寄り付きは3万9860円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9925円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。ただし、寄り付き直後につけた3万9890円を高値に軟化し、中盤にかけて3万9550円まで売られる場面もみられた。売り一巡後は3万9600円~3万9650円辺りで下げ渋る動きをみせている。

 日経225先物は買いが先行したものの、シカゴ先物の清算値には届かず、その後は利益確定に伴うロング解消の動きが優勢になった。寄り付き後ほどなくしてボリンジャーバンドの+1σ(3万9790円)を割り込んだこともロング解消に向かわせたようである。

 エヌビディアが最高値を更新した流れからアドバンテスト<6857>[東証P]は買われた半面、東京エレクトロン<8035>[東証P]はマイナス圏で推移しており、ロングを手控えさせている面もある。また、本日は引けにかけて上場投資信託(ETF)の分配金捻出に絡んだ換金売りが入るとみられており、先回り的にショートが入っている可能性がありそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.09倍に上昇した。14.07倍と前日比変わらずから始まり、その後は14.11倍まで上昇する場面もみられた。支持線として機能している200日移動平均線(14.04倍)から上放れており、NTロングに振れやすい状況であろう。

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