[今夜の視点]シカゴコーン=需給報告前にさらに買い戻しが先行するか否か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は軟調。12月限は413セント台で推移している。今夜は
11日の米農務省(USDA)の月例需給報告を控えてさらに買い戻しが先行するか否
かが注目される。基調の弱さからさらに安値を更新する可能性もあるが、その場面でも
利食いの買い戻しが入ると思われるため最終的には下値が堅くなりそうだ。また今夜は
週間輸出成約高にも注目したい。

 前日のシカゴは小反発。大豆の続落もあって、さらに一代安値を更新しもたのの、米
エネルギー情報局(EIA)の週報でのエタノール統計で、生産量が増加するなか在庫
が減少していたことが好感されて、11日のUSDAの月例需給報告を前に安値からは
戻して小幅高で引けた。またこの日ウクライナの穀物連合が今年の同国産コーン生産高
見通しを2930万トンと発表して、これが6月のUSDA見通しの3050万トンを
下回っていたことも好感された。

 12月限は411.75セントまでさらに一代安値を更新したものの、引けは戻して
415.50セントだった。

<今夜の予定>
◆ ドイツ ◆
【経済】 15:00 消費者物価指数 2025年6月確報(連邦統計庁)
◆ アメリカ ◆
【経済】 21:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【農産】 21:30 週間穀物輸出成約高(USDA)

MINKABU PRESS

*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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