[今夜の視点]海外原油=反落か、相場を押し上げる材料は不足

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油8月限は前日比0.03ドル高の68.41ドルで推
移。本日これまでのレンジは68.04〜68.48ドル。
 今晩の海外原油は反落か。季節的な需給の引き締まりや、米国の減産見通しが買い手
がかりになっているとしても、相場をさらに押し上げるだけの材料が不足しており、売
りに押される可能性が高い。石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国が自主減
産の解消を急いでいることも重しである。
 ただ、長年にわたって減産を実施し、相場を下振れを抑制してきたOPECプラスが
自主減産を解消しつつあることは、主要産油国が相場の上振れを警戒していることを意
味する。設備投資不足を背景にOPECプラスが思ったほど生産を増やせないリスクも
あり、どちらかといえば強気に構える場面だろう。
<今夜の予定>
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 鉱工業生産指数 2025年5月(トルコ統計機構)
◆ イギリス ◆
【納会】--:-- ガスオイル 2025年7月限(ICE EUROPE)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】20:00 製造業生産 2025年5月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【農産】21:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
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