NY金・銀市況=軒並み上昇、銅関税でインフレ懸念

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 8)  3322.2     3339.4      3319.2      3325.7     +  4.7
          (25/12)  3378.0     3394.5      3375.2      3381.0     +  4.7
   銀     (25/ 9)  3660.0     3767.5      3657.5      3730.5     + 67.5
         (25/12)  3705.5     3813.0      3705.5      3776.4     + 67.3
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           179,841       190,867       440,086        (-  3,058)
  銀           85,009        49,276       162,176        (-    627)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,650.64  + 192.34
     前日  146.31/33   1.1722/24   ・ナスダック         20,630.66  +  19.32
     本日  146.23/25   1.1698/99   ・10年米国債利回り      4.35  +   0.01
・NY原油  (25/ 8)   66.57 - 1.81  ・SPDR保有金残高    947.37  +   0.86
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金が続伸、銀は反発。前日比は金が4.6〜5.8ドル高、中心限月の
8月限が4.7ドル高、銀が67.3〜68.7セント高、中心限月の9月限は
67.5セント高。
 金8月限は続伸。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の年内利下げ見通し
などを受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、上値を伸ばした。日中取引では、
米新規失業保険申請件数の減少に上値を抑えられたが、押し目は買われた。
 銀9月限は金堅調を受けて買い戻し主導で上昇した。
 ニューヨーク金8月限は続伸。時間外取引では3320.4〜3339.4ドルのレ
ンジで推移、前日比8.2ドル高の3329.2ドルとなった。8月限は高寄りしたの
ち、米連邦準備理事会(FRB)の年内利下げ見通しなどを受けて買い優勢となった。
欧州時間に入ると、上値を伸ばした。
 日中取引では、米新規失業保険申請件数の減少に上値を抑えられ、3319.2ドル
まで下落した。その後は、銅関税によるインフレ懸念などを受けて押し目を買われた。
 トランプ米大統領は銅や銅製品に対する50%の関税を8月1日に発動するとした。
一方、米新規失業保険申請件数は5000件減の22万7000件と、7週間ぶりの低
水準となった。市場予想は23万5000件だった。
 ニューヨーク銀9月限は、時間外取引で3657.5〜3719.0セントのレンジ
で推移し、前日比32.0セント高の3695.0セントとなった。9月限は安寄りし
たのち、金堅調につれ高となった。欧州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ばした。
 日中取引では、買い優勢で始まったのち、米新規失業保険申請件数の減少に上値を抑
えられた。その後は、金堅調を受けて押し目を買われると、序盤の高値を突破し、
3767.5セントまで上昇した。
 7月9日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比9万7589オンス減の3677
万9205オンス、銀は175万3112オンス減の4億9553万5994オンス。

今日の材料
・欧州議会は、中国政府にレアアース(希土類)輸出規制の解除を求める決議案を承認
した。
・イスラエルのカッツ国防相は、イスラエルがイランから脅威を受ければ再び攻撃する
と警告した。
・米新規失業保険申請件数は5000件減の22万7000件と、7週間ぶりの低水準
となった。市場予想は23万5000件だった。
・米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は、トランプ政権の関税引き上げによるイン
フレへの影響が明らかになるのは年末もしくは2026年初めごろになる可能性がある
と述べた。
・英国のスターマー首相は、国賓として訪問しているフランスのマクロン大統領と会談
し、核兵器の抑止力での連携のほか、ウクライナ支援などについて合意した。
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