−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 8 3,325.7 + 4.7 シカゴ大豆 2025/11 1,013.75 + 6.50 NY銀 2025/ 9 3,730.5 +67.5 シカゴコーン 2025/12 416.50 + 1.00 NYプラ 2025/10 1,412.5 +27.2 NY原油 2025/ 8 66.57 - 1.81 NYパラ 2025/ 9 1,197.40 +55.90 ドル・円 146.20 - 0.27 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は146円台後半まで買い戻されたが上げ幅を削る NY為替市場はドル高が優勢となる中、ドル円は一時146円台後半まで買い戻され たものの、終盤に伸び悩み、上げ幅を削った。ウォラーFRB理事が7月利下げの可能 性に再言及していたこともドルを圧迫していた。 関税については、トランプ大統領からの発表が続いているが、関税が貿易相手に広範 囲に適用されれば、他国以上に米国への影響が大きいと見られている。関税政策のほ か、FRBの独立性を巡る不確実性、財政不安、米国資産からの分散などが、ドル安要 因として挙げられ、中長期的なドル安を見込む声は多い。 しかし、関税とインフレ期待、目先のFRBの動向から考えれば、短期的にはドル高 との見解も少なくない。そのような中、アナリストからは、方向感のない展開がしばら く続く可能性があるとの指摘も出ている。 ドル円は100日線が145円台後半に来ており、その水準が目先の下値サポートと して意識される。テクニカル的には底打ちの兆候が出ているものの、上値に慎重な雰囲 気に変化はない。6月高値の148円ちょうど付近が次の上値抵抗として意識されてお り、これを上抜ければ200日線に向けた上昇余地が広がる。 ◎NY貴金属=軒並み上昇、銅関税でインフレ懸念 ニューヨーク金が続伸、銀は反発。 金8月限は続伸。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の年内利下げ見通し などを受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、上値を伸ばした。日中取引では、 米新規失業保険申請件数の減少に上値を抑えられたが、押し目は買われた。 銀9月限は金堅調を受けて買い戻し主導で上昇した。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは続伸。 プラチナ10月限は反発。時間外取引では、金堅調につれ高となった。欧州時間に入 ると、買い戻し主導で上昇した。日中取引では、米新規失業保険申請件数の減少に上値 を抑えられたが、押し目は買われた。 パラジウム9月限は他の貴金属の堅調を受けて買い戻し主導で上昇した。 ◎LME=全面高、堅調なアジア株・米株高を受けて買い優勢に アルミ3カ月物は小幅続伸。2600.50ドルで小高く寄り付き、その後はアジア 株や銅の堅調を受け、欧州時間の終盤にかけて値位置を切り上げ、2619.50ドル の高値に到達。高値から離れた後も米株高が下支え要因となり2605ドルを下値支持 線として高下し、プラスサイドで取引を終了。 銅3カ月物は反発。9650ドルで小高く取引を開始した後に9634ドルまで軟化 となった。その後、アジア株高となるなか手じまい売りを消化しながら上値を試す動き となり、欧州時間の終盤に9744ドルの高値に到達。高値を離れた後も、トランプ関 税に対する不安はくすぶりながらも米経済の底堅さを受けて米株が堅調となったことに 支えられ9700ドル台を維持して取引を終えた。 ◎NY原油=下落、主要産油国は9月も生産目標を大幅に引き上げへ ニューヨーク原油の期近は下落。 石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国が9月も日量54万8000バレル の大幅な生産枠引き上げを継続する可能性があると伝わったことが相場を圧迫した。ブ ルームバーグが伝えている。中核的な産油国である8カ国は4月から自主減産の解消を 開始し、5月以降はこの巻き戻しを急いでいる。ただ、9月で日量220万バレル規模 の協調減産の解消が完了することから、10月については生産枠の引き上げが見送られ る見通し。 改質ガソリンの期近は反落。ヒーティングオイルの期近は続落。原油安が重しとなっ た。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は揃って反発、コーンは小幅まちまち 大豆は揃って反発。 前日までの軟調地合いに加え、米産地の良好な生育が弱材料となったが、米農務省 (USDA)発表の週間純輸出成約高が前週を上回る強気な内容だったことが好感され た。また今月3日以降の急落の後で11日にはUSDA月例需給報告の発表を迎えるな か、玉整理のための買い戻しも見られ堅調となった。 コーンは小幅まちまち。 米産地での良好な生育が引き続き重石となる一方で、米農務省(USDA)が発表し た週間純輸出成約高が200万トンを超えるなど強弱材料が交錯したことに加え、11 日にUSDA月例需給報告の発表を控えて玉整理の動きが見られた。12月限は前日と ほぼ同じレンジでの高下にとどまった。 MINKABU PRESS
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