日経平均株価 始値 39886.54 高値 39957.80 安値 39497.70 大引け 39569.68(前日比 -76.68 、 -0.19% ) 売買高 18億6480万株 (東証プライム概算) 売買代金 4兆5653億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は76円安と小幅続落、朝高後は売りに押される展開に 2.前日の米市場ではナスダック指数とS&P500指数が最高値 3.ファストリが決算嫌気し大幅安となり日経平均を押し下げる 4.フジクラや古河電が安く、三菱重、川重、ソニーGが値を下げる 5.レーザーテクやディスコ、アドテストなど半導体関連株は高い ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前日比192ドル高と続伸した。出遅れ感がある景気敏感株や消費関連株を中心に買いが優勢となった。 東京市場では、日経平均株価は小幅続落。日経平均への寄与度の高いファーストリテイリング<9983>が大幅安となり指数を押し下げた。 前日の米株式市場は、NYダウは続伸し、ナスダック指数やS&P500種指数は最高値を更新した。米株高を好感して、東京市場も値を上げてスタート。日経平均は朝方には3万9950円台まで買われ、300円を超える上昇となった。半導体関連株などハイテク株が買われた。ただ、買い一巡後は一転して売りに押される展開となり、午前9時20分過ぎにはマイナス圏に転じた。ファストリが、前日発表の決算内容が嫌気されて大幅安となったことも相場を押し下げた。その後、3万9500円前後の水準では買いが入り、後場にかけ前日終値を前後する一進一退が続いた。週末で積極的な買いは手控えられるなか、大引けにかけて軟調展開が続いた。日経平均はファストリが1銘柄で260円あまり押し下げた格好だが、TOPIXは小幅に上昇した。なお、日経平均先物ミニ・オプション7月物の特別清算指数(SQ)値は4万4円61銭だったとみられている。 個別銘柄では、フジクラ<5803>や古河電気工業<5801>が安く、サンリオ<8136>、良品計画<7453>が下落。三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>が軟調で、日立製作所<6501>、ソニーグループ<6758>、ソシオネクスト<6526>、東京電力ホールディングス<9501>、GMOインターネット<4784>が売られた。 半面、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など半導体関連株が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>がしっかり。ダイキン工業<6367>やSBIホールディングス<8473>が買われ、フジ・メディア・ホールディングス<4676>が値を飛ばした。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367>、TDK <6762>、東エレク <8035>、アドテスト <6857>、日東電 <6988>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約118円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、リクルート <6098>、フジクラ <5803>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約326円。うち263円はファストリ1銘柄によるもの。 東証33業種のうち上昇は24業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)パルプ・紙、(3)鉄鋼、(4)証券・商品、(5)銀行業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)電気機器、(3)陸運業、(4)建設業、(5)その他製品。 ■個別材料株 △アルバイトT <2341> [東証S] 第1四半期営業益の高進捗率を好感。 △モノタロウ <3064> [東証P] 6月売上高23.3%増と増収率は急拡大。 △シリコンスタ <3907> [東証G] 25年11月期通期業績予想の上方修正を好感。 △大有機 <4187> [東証P] 12~5月期好決算と中間配当増額を好感。 △チムスピ <4397> [東証G] 今期営業利益の上方修正を好感。 △フジHD <4676> [東証P] 旧村上ファンド系の買い増しに加え「売り禁」実施で需給思惑。 △イトヨーギョ <5287> [東証S] 全国的な下水道インフラ整備で活躍期待高まる。 △OSG <6136> [東証P] 記念配当を好感。 △スギHD <7649> [東証P] 足もと販売好調で通期業績予想を上方修正。 △三光合成 <7888> [東証P] 前期大幅増益に続き今期もピーク更新基調で増配も評価。 ▼UNEXT <9418> [東証P] 3~5月期は市場コンセンサスを下振れ。 ▼ファストリ <9983> [東証P] 3~5月期最終減益をネガティブ視。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)三光合成 <7888>、(2)OSG <6136>、(3)セレス <3696>、(4)スギHD <7649>、(5)セルソース <4880>、(6)AIRMAN <6364>、(7)大黒天 <2791>、(8)大有機 <4187>、(9)フジHD <4676>、(10)日本紙 <3863>。 値下がり率上位10傑は(1)UNEXT <9418>、(2)ベルク <9974>、(3)ファストリ <9983>、(4)GMOインタ <4784>、(5)C&R <4763>、(6)コジマ <7513>、(7)シンフォニア <6507>、(8)三井E&S <7003>、(9)ビックカメラ <3048>、(10)乃村工芸社 <9716>。 【大引け】 日経平均は前日比76.68円(0.19%)安の3万9569.68円。TOPIXは前日比10.90(0.39%)高の2823.24。出来高は概算で18億6480万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1152、値下がり銘柄数は420となった。東証グロース250指数は748.48ポイント(2.87ポイント安)。 [2025年7月11日] 株探ニュース
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