【本日の見通し】関税の影響注視

【本日の見通し】関税の影響注視
　　
　週末にトランプ米大統領がEUとメキシコへの３０％関税を発表した。８月１日発動。米金融市場などでTACO取引と揶揄されている直前での回避を期待する動きが目立つ分、どこまで相場に影響するのかが難しい判断となる。関税の影響を見極めつつの展開が見込まれる。
　朝の反応は若干のドル安円高もそれほど大きな値幅ではない。関税による米物価高への警戒もあり、週末のEUとメキシコへの関税の影響が落ち着けば、ドル円は上方向の動きが警戒される。
　今日は目立った米指標発表予定がないが、明日は米消費者物価指数の発表を控えている。ドル円は１４６円台半ばから１４７円台が中心も、かなり不安定な動きとなる可能性がある。
　　　
　ユーロドルは高値から少し調整が入る展開。EUへの関税について、今後の交渉を楽観視する動きも、警戒感は広がっており、積極的な上値追いが入りにくい流れ。１．１６台を中心とした推移が見込まれる。
　　
　ユーロ円はリスク警戒をにらみつつ不安定な動き。EUへの関税の影響もあり、１７２円台がどこまで重くなるかがポイントとなる。
　　
MINKABUPRESS　山岡

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