[今夜の視点]シカゴコーン=産地の天候は生育に適した状態から戻り売りか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は小幅続落。期近12月限は410セント割れとなり、前半
に407セント台まで下落し、一代安値を更新。週末の米中西部産地の天候が生育に適
した状態となっていることを弱材料視か。ただ午後になり、下げ幅を縮小し、戻り歩
調。
 天候相場期は中盤の山場を越え、後半に入っている。11日に発表された米農務省
(USDA)の需給報告は新穀の25/26年度の期末在庫率が10.8%となり、前
月の11.3%から下方修正となったが、ドル高、トランプ関税に対しての不安から売
り優勢。大幅な売り越し状態にある大口投機家は売り増し姿勢をとったもよう。

 今夜のシカゴ市場では利益確定の買い戻しはあるが、410セント台前半では戻り売
りが待ち受け、大幅高に反転する勢いはないと予想。7月限が最終取引(納会)を迎え
ることや、週間輸出検証高の影響は限定的と予想。

<今夜の予定>
◆ フランス ◆
【休日】 革命記念日
◆ アメリカ ◆
【農産】 7/15 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
【農産】 7/15 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA)
【納会】 コーン・大豆・大豆ミール・大豆油。小麦 2025年7月限(CBOT)
◆ カナダ ◆
【経済】 21:30 卸売売上高 2025年5月(カナダ統計局)

MINKABU PRESS

*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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