−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 8 3,359.1 - 4.9 シカゴ大豆 2025/11 1,007.00 - 0.25 NY銀 2025/ 9 3,874.2 -21.3 シカゴコーン 2025/12 418.00 + 5.75 NYプラ 2025/10 1,418.0 -51.9 NY原油 2025/ 8 66.98 - 1.47 NYパラ 2025/ 9 1,241.20 -42.00 ドル・円 147.73 + 0.34 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は147.70円台まで上昇 NY為替市場、ややドル高の動きも見られたものの、全体的に様子見の雰囲気が広が った。ドル円は147円台での推移。トランプ関税はエスカレートし、EUとメキシコ からの輸入品にも8月1日から30%の関税を課すことを明らかにした。EUは交渉次 第では対抗措置を検討しており、不透明な状況が続いている。ただ、市場の反応は比較 的冷静で、交渉段階で関税率は引き下げられるのではとの期待もあるようだ。 ドル円の流れには大きな変化はなく、100日線の上をしっかりと維持。テクニカル 的には底打ちの兆候が出ている。6月高値の148円ちょうど付近が次の上値抵抗とし て意識され、これを上抜ければ200日線に向けた上昇余地が広がる。 一方、市場の雰囲気は明日の6月米消費者物価指数(CPI)待ちといったところ。 関税強化はインフレを上昇させ、FRBの早期利下げ期待を後退させると見られてい る。FRBは6月以降、関税の影響がインフレに出ると予測する中、市場も前回よりも 高めの数字を予想されている。それに対して市場がどう反応するか要注目となる。 ◎NY貴金属=反落、米大統領の関税率通知も利食い売り ニューヨーク金、銀は反落。 金8月限は反落。時間外取引では、トランプ米大統領がメキシコや欧州連合(EU) に対する関税率通知を発表したことを受けて買い優勢で始まったが、利食い売りなどが 出て上げ一服となった。欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、利食い 売りが出たことや、米大統領がウクライナへの追加兵器の供与を表明したことを受けて 売り優勢となった。 銀9月限は押し目を買われる場面も見られたが、金軟調やドル高を受けて売り優勢と なった。 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。。 プラチナ10月限は反落。時間外取引では、貿易摩擦に対する懸念を受けて売り優勢 となった。欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、金軟調を受けて売り 優勢となり、時間外取引の安値を割り込むと、テクニカル要因の売りを巻き込んで下げ 幅を拡大した。 パラジウム9月限は他の貴金属の軟調やドル高を受けて戻りを売られた。 ◎LME=続落、メキシコ・EUへの米関税通知を受けた貿易摩擦懸念から アルミ3カ月物は続落。2603ドルと前週末の終値と同値で取引を開始した。その 後、2604.50ドルまで値位置を切り上げたが、軟化に転じて今月9日以来の安値 となる2574ドルまで下落となった。その後は引けにかけて値位置を切り上げる展開 となったが、米トランプ政権がメキシコ、欧州連合(EU)に対して関税を通知したこ とで貿易摩擦懸念が深まったため上値は抑制され、マイナスサイドのまま引けた。 銅3カ月物は続落。9650ドルで小安く取引を開始した後にアジア株高を手掛かり に買いが見られて9701ドルの高値まで浮上した。しかし、その後は軟化に転じ欧州 時間の後半に9583ドルの安値に達した。2025年の世界の銅需給は供給超過が見 込まれるなか、トランプ政権による米国の銅輸入関税50%への引き上げが発表された ことで需要減退に対する懸念が強まっていることも弱材料となった。また、トランプ米 大統領によるメキシコや欧州連合(EU)への関税率通知を受けた貿易摩擦懸念も重石 となり、低迷したまま取引を終了。 ◎NY原油=反落、米国はロシア追加制裁の発動を猶予 ニューヨーク原油の期近は下落。 トランプ米大統領がロシア制裁を月曜日にも強化するとの思惑のなか、相場は上値を 試す場面があったが、同大統領はロシアが50日以内にウクライナ停戦に合意しない場 合、ロシアと取引する第三国に対して100%の関税を課すと表明し、9月上旬までの 猶予を設けたことが重しとなった。市場参加者が警戒していた制裁や関税の即時発効は 見送られた。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油安が重しとなった。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は米貿易摩擦懸念で期近が続落、コーンは反発 大豆は期近の主要限月は続落も期中以降は反発。 米農務省(USDA)発表の週間輸出検証高が落ち込みを見せたうえ、トランプ米大 統領によるメキシコや欧州連合(EU)への関税率通知を受けて貿易摩擦の激化懸念が 強まり売り優勢となった。米産地で順調な生育が続いていることも重石となった。当限 7月限はこの日、納会を迎えた。 コーンは揃って反発。 米産地での順調な生育や良好な作柄を受けて豊作見通しが強まるなか一時は値位置を 落として一代の安値を更新する場面も見られたが、7月8日以降の取引で一代の安値を 更新する場面が続いたうえ、当限が納会を迎えたことから買い戻す動きが広がり、堅調 な値動きに転じた。 MINKABU PRESS
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