[今夜の視点]シカゴコーン=安値更新後の買い戻しがさらに続くのか否か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引はもみ合い。12月限は前日引け値の418.00セントを
挟んだ小幅なもみ合い。直近は小幅高で推移。前日の安値更新後の買い戻しがさらに続
くのか否かに注目したいが、引け後の発表で大豆の作柄が大きく改善していたため、大
豆が軟調となれば、コーンも再び売られる可能性ある。
 前日の引け後に発表された生育進度は、シルキングが34%(前週18%、前年
39%、平年33%)ドウが7%(前週3%、前年7%、平年5%)と、平年を若干上
回るペースとなり、作柄は「良」以上の割合が74%(前週74%、前年68%)、
「劣」以下の割合が5%(前週5%、前年9%)と変化がなかった。
 また外部要因としては、今夜は6月の米消費者物価指数(CPI)が発表されるた
め、それを受けたドルや米株の値動きにも注意したい。
 前日のシカゴは反発。安値更新後に切り返す展開。米国産の生育状況に対する思惑は
圧迫要因となったものの、週間輸出検証高が128万トン台と引き続き高水準だったう
え、7月当限が急伸納会となったことで安値からの買い戻しが先行した。

 12月限は407.50セントと一代安値を更新した後、418.75セントまで戻
して、引けもそれに近い418.00セントだった。

<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】 18:00 鉱工業生産 2025年5月(EUROSTAT)
◆ ドイツ ◆
【経済】 18:00 景況感指数 2025年7月(ZEW)
◆ アメリカ ◆
【経済】 21:30 消費者物価指数 2025年6月(労働省)
【経済】 21:30 製造業景況指数 2025年7月(ニューヨーク連銀)
【工業】 7/16 05:30 週間石油統計(API)
◆ カナダ ◆
【経済】 21:30 消費者物価指数 2025年6月(カナダ統計局)
【経済】 21:30 製造業出荷 2025年5月(カナダ統計局)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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