【場況】 金は反落。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相 場の堅調を受けて下げ幅を縮小した。銀は先限が下落した。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が25〜3円安、金ミニが26.0円安 〜34.0円高、ゴールドスポットが251円高、銀が1.0円安。 午前11時2分現在の出来高は、金が2万0447枚、金ミニが6394枚、ゴール ドスポットが1010枚、銀が3枚。 【NY金は予想以上の米CPIが圧迫】 金は予想以上の米消費者物価指数(CPI)が圧迫要因になった。6月の米CPIは 前月比0.3%上昇し、前月の0.1%上昇から加速し、1月以来の大幅な上昇となっ た。トランプ米政権の関税措置がインフレに影響し始めていることが示唆され、米連邦 準備理事会(FRB)は9月まで様子見姿勢を維持する可能性がある。 米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は、経済を巡る足元の不透明感を踏まえ、政策金 利の変更は急いでいないとの考えを示した。一連のデータは、関税措置がインフレを押 し上げるものの、全体的な影響は懸念されていたほど深刻でない可能性をも示唆してい ると述べた。 金先限は夜間取引で1万6017円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になっ た。円相場は1ドル=148円台後半の円安に振れた。銀先限は182.9円まで下落 した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、予想以上の米消費者物価指 数(CPI)を受けて売り優勢となった。アジア市場では、朝方の3329.00ドル から、ドル安を受けて買い優勢となった。 午前11時現在、金が3331.39ドル、銀は3781セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が3361.08ドル、銀が3829セント。 MINKABU PRESS
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