【場況】 金は小反発。ドル建て現物相場の上昇と円高を受け、まちまちで始まった。その後 は、円高一服を受けて押し目を買われたが、ドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられ た。銀の商いは成立しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が1〜23円高、金ミニが6.5円安〜 29.0円高、ゴールドスポットが300円高、銀が出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、金が1万7417枚、金ミニが4970枚、ゴール ドスポットが1065枚、銀が0枚。 【NY金は予想以上の米小売売上高が圧迫も下げ一服】 金は予想以上の米小売売上高が圧迫要因になった。6月の米小売売上高は前月比 0.6%増だった。5月の0.9%減から予想以上に回復し、経済が勢いを取り戻しつ つあることを示唆した。また米新規失業保険申請件数は7000件減少し、22万 1000件となった。市場予想は23万5000件だった。発表直後はドル高に振れた が、ドル買いは続かなかった。 米連邦準備理事会(FRB)のクグラー理事は、トランプ政権の関税措置の影響が消 費者物価に波及し始める中、FRBは「当面」金利を引き下げるべきではないという見 解を示した。 金先限は1万6088円で上げ一服となった。ドル建て現物相場の軟調が上値を抑え た。円相場は1ドル=148円台前半で円高が一服した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、予想以上の米小売売上高が 圧迫要因になったが、ドル高一服を受けて下げ一服となった。アジア市場では、朝方の 3341.46ドルから、手じまい売りなどが出た。 午前11時現在、金が3338.18ドル、銀は3814セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が3329.41ドル、銀が3781セント。 MINKABU PRESS
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