ゴム午前=総じて続伸、12月限は高値警戒感から上げ幅縮小も堅調維持

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は総じて続伸。寄り付きは、上海ゴム夜間取引の上昇を背景に7月当
限を除き上昇。1ドル=147円台半ばの円高が圧迫要因ながら、序盤から上げ幅を拡
大する限月が目立った。高値警戒感から期中12月限は、午前10時前から上げ幅を縮
小する動きとなったが、堅調地合いを維持して推移。
 TSR20は出来ず。上海天然ゴム先物は期近と期中の2本が3ケタ高。

 午前11時35分現在のRSS3号は前営業日比2.3円安〜6.8円高。活発限月
12月限は同1.8円高の330.9円、期先26年6月限は出来ず、推定出来高は
447枚(前日夜間取引含む)。

【12月限は332.2円まで上げ幅を拡大、330円維持かに注目】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海高を手掛かりに買いが先行している。活発
限月の12月限は、332.2円まで上げ幅を拡大し、さらに上値追いの展開となっ
た。午前10時前には総出来高が400枚を超えとなり、最近のこの市場としては活況
さを増した。ただ10時以降の商いは低調。買い方は一部、買い玉を利食う動きをとっ
たが、おおむね買い玉を維持しているもよう。売り方は損切りを含む買い戻しを強いら
れた。
 円高、原油安だが、日経平均株価が買い先行となり、4万円乗せ、JPX金が高値更
新と外部市場は投資家心理を強気にさせ、ゴム市場には追い風。この後は、12月限が
330円を維持できるかに注目。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSRは20は買いが先行し0.6
〜1.1セント高で推移している。
 上海ゴムは買い先行。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前日
比65元高の1万4965元で推移している。夜間取引の引け時から上げ幅を縮小も小
幅高。

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