[本日の見通し]ゴム=やや売り優勢か、上海ゴムに注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 JPXゴムRSS3号は、やや売り優勢で推移する展開になりそうだ。寄り付きで
は、上海夜間がしっかりとした展開になったうえ、日米貿易交渉が合意したことを受け
て、日経平均株価が急伸していることを好感し買いが先行した。ただ、買い一巡後は、
やや地合いを緩めている。
 今日のJPXゴムRSS3号は、売りにやや押される展開になりそうだ。活発限月の
12月限は、331.9円まで水準を引き上げたが、その後はもみ合いとなっている。
12月限は、過去10営業日で陰線が一本しかなく、過熱感が出ている。節目の330
円も突破したことで高値警戒感も広がる可能性があるとみる。
 上海ゴムの中心限月の9月限は、22日に1万5280元まで上昇し、節目の1万5
000元を上抜いてきた。5月14日の高値1万5310元にも迫っている。ただ、上
値目標とした1万5000元を突破したことで、目先、上値達成感も広がっており、二
中取引で戻り売りがどの程度出てくるのか注目したい。上海ゴムが軟化するようなら、
JPXゴムRSS3号も地合いを緩めることになる。
 午前9時52分時点のゴムRSS3号活発限月の12月限は前営業日比0.3円安の
331.6円。今日の日中、予想される12月限のレンジ327.0〜335.0円前
後。

 今後一週間先までのRSS3号12月限の予想レンジは315.0〜340.0円。
テクニカルからの下値支持線は327.8円(22日の安値)、上値抵抗線は335.
0円(節目)。

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