[今夜の視点]海外原油=続落か、米国とEUの貿易交渉停滞で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油9月限は前日比0.27ドル高の65.58ドルで推
移。本日これまでのレンジは65.40〜65.78ドル。
 今晩の海外原油は続落か。米国と欧州連合(EU)の通商協議の停滞や関税発動によ
る対立拡大が警戒されており、交渉の前進が伝わらなければ重い展開が続くだろう。米
国と中国の通商協議が順調であると伝わっていることは支援要因だが、米国とEUの対
立激化は世界経済を圧迫する可能性が高い。
 米エネルギー情報局(EIA)の週報では製油所稼働率の上昇やガソリン生産の増加
がピークアウトする兆候があり、今晩の週報から夏場の需要期の終わりが連想されるよ
うだと重みが増しそうだ。ただ、夏場の需要期であるとはいえ、これまでEIA週報は
あまり材料視されておらず、関心は引き続き乏しいか。
<今夜の予定>
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 消費者信頼感指数 2025年7月(トルコ統計機構)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】17:00 消費者物価指数 2025年6月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】23:00 中古住宅販売統計 2025年6月(全米不動産協会)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
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