−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,366.8 -25.7 シカゴ大豆 2025/11 1,011.50 -9.50 NY銀 2025/ 9 3,822.1 -14.4 シカゴコーン 2025/12 414.00 -5.00 NYプラ 2025/10 1,419.8 - 3.0 NY原油 2025/ 9 66.71 +1.55 NYパラ 2025/ 9 1,291.60 +36.90 ドル・円 148.50 +0.84 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。NY金は12月限に変更。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は148.50円台まで上昇 NY為替市場、ドル買いが優勢となり、ドル円も148円台半ばまで上昇した。チャ ート的には21日線でしっかりと支えられ、リバウンドの兆候を温存している状況。目 先は本日149.65円付近に来ている200日線を試す展開になるか注目される。 今週は重要イベントが目白押しで、その反応を見極めたい雰囲気も強い。複数の主要 IT・ハイテク企業の決算、FOMC、8月1日の関税期限、そして、経済指標ではG DP速報値、PCE価格指数、そして金曜日には米雇用統計の発表が予定されている。 また、円に関しては日銀決定会合も予定。 特にFOMCに注目しており、米経済成長の回復と粘着性のあるインフレのさらなる 証拠が、FRBの9月利下げの見通しがさらに後退することにつながるとの見方も出て いるようだ。短期金融市場では、9月利下げの可能性を65%程度で織り込んでいる。 日銀会合については政策の据え置きが確実視されている。先日合意した米国の関税の 影響を確認したい点と、石破政権の行方に対する不確実性が要因として挙げられる。利 上げの方向性は変わらないものと思われるが、タイミングは慎重に見ているようだ。 ◎NY貴金属=金が続落、ドル高や米国債の利回り上昇で ニューヨーク金、銀は続落。 金12月限は続落。時間外取引では、米国と欧州連合(EU)の関税合意を受けて売 り優勢で始まったのち、安値を買い拾われて下げ一服となった。欧州時間に入ると、ド ル高を受けて戻りを売られた。日中取引では、ドル高や米国債の利回り上昇を受けて売 り優勢となった。 銀9月限は時間外取引の金の下げ一服が下支えとなったが、ドル高や金の戻りを売ら れたことを受けて軟調となった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが小幅続落、パラジウムは反発。 プラチナ10月限は小幅続落。時間外取引では、米株価指数先物の上昇を受けて買い 優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高に上値を抑えられたが、買い戻し主導で上値 を伸ばした。日中取引では、ドル高や金軟調を受けて戻りを売られた。 パラジウム9月限はドル高を受けて戻りを売られたが、買い戻し主導で地合いを引き 締めた。 ◎LME=アルミとニッケルは米相互関税発動懸念で続落、銅は反発 アルミ3カ月物は小幅続落。2637ドルと小幅高で取引を開始。アジア市場での株 高が支援要因になり2642ドルの高値まで値を切り上げる動きも見られた。米国と欧 州連合(EU)の関税交渉の行方に楽観的な見方が強まる一方で、8月1日からの相互 関税の発動が米経済に与える影響が警戒されて欧州株安となったうえ、手じまい売りが 出たことから一時は2624ドルまで下落。その後、買い戻されたものの、軟調なまま 引けを迎えた。 銅3カ月物は反発。9800ドルで買い優勢で始まったのち、アジア株の堅調を受け て買い優勢となった。一時は9856.50ドルの高値に達する動きが見られたが、 25日の高値9881ドルを試す上伸力は見られず。米国と欧州連合(EU)の関税交 渉に楽観的な見方が広がる一方で、8月1日からの米相互関税の発動が米経済に与える 影響が警戒されて手じまい売りが出て上げ幅を縮小して取引を終えた。 ◎NY原油=反発、米国がウクライナ停戦合意猶予を短縮 ニューヨーク原油の期近は反発。 米国と欧州連合(EU)が貿易交渉で合意し関税戦争が回避されたことや、トランプ 米大統領がロシアに提示していたウクライナ停戦期限を短縮したことが相場を押し上げ た。トランプ米大統領はウクライナ停戦合意まで50日の猶予をロシアに与えていた が、ロシアにその兆候はなく、28日から10−12日以内に停戦するよう圧力を強め た。この期間内にロシアが停戦に応じなければ、米国はロシア産石油の輸入国に 100%の関税を課す可能性がある。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反発。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=続落、米産地の順調かつ良好な生育や米相互関税懸念で 大豆は総じて続落。 米国産地の高温も潤沢な水分により生育への影響が限られるとの見方が強まっている うえ、米産地では順調かつ良好な生育が米農務省(USDA)の発表で示される可能性 が弱材料視された。また、米相互関税発動を8月1日に控えるなか、関税引き上げが米 経済に与える影響も懸念され軟調となった。 コーンは軒並み続落。 前週末に続いて仕向け地不明やメキシコ向けにデイリー報告の大口輸出成約が発表さ れたものの、7月末を迎えるなかで米産地の順調かつ良好な生育による豊作観測が引き 続き重石になった。また、8月1日からの米相互関税発動を控え、関税引き上げが米経 済に与える影響に対する警戒感も重石となった。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。