●短期見通し金、3400ドル台を慎重に打診する=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 通商環境を巡る不透明感の緩和、米連邦準備制度理事会(FRB)早期利下げ観測の
後退で3300ドル台での取引になっていたが、低調な7月雇用統計を受けて3400
ドル水準まで切り返した。まだ9月利下げが決定的な状況とは言えないが、利下げの可
能性が高まったことはポジティブ。また、トランプ大統領がFRB批判を強めるのみな
らず、雇用統計を発表した労働統計局局長を解任するなど、混乱は広がりを見せてい
る。安全資産の面でも買いが膨らみやすい。金上場投資信託(ETF)市場からの資金
流出がみられないのであれば、3400ドル台へのレンジ切り上げを慎重に探る展開が
続く。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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