金・銀市況=金が総じて小反落、午後になり現物相場の軟化から売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,930    -25    16,088   -10  : 3,366.75   + 7.05
銀          176.0    0.0     174.6  -0.3  : 3,733.00   +15.00
プラチナ     6,251    +64     5,799   - 8  : 1,327.25   + 9.65
パラジウム   5,700    0     5,700    0  : 1,200.51    -9.23
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.29   -0.31  ユーロ・ドル相場   1.1549  -0.0025
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【市況】
 金が総じて小反落。ニューヨーク高と円高を受け、まちまちで始まった。その後は、
円高が圧迫要因になったが、ドル建て現物相場が堅調となるなか、円高が一服すると、
地合いを引き締めた。先限は正午前に18円高で推移。午後に入り、ドル建て現物相場
の軟化から売り優勢となった。先限安は他限月にも波及し、期近10月限を除き、小幅
安で引けた。
 銀は先限のみの約定で0.3円安。その他は商いは成立しなかった。。
 前営業日比は、金標準、金ミニが25円安〜16円高、ゴールドスポットが25円
高、銀が0.3円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が1万8765枚、金ミニが6352枚、ゴールドスポットが
624枚、銀が1枚。
【金先限は午後に売り優勢も夜間取引の安値が支持線】
 JPX金先限はドル建て現物相場が下値堅く推移、円高と強弱材料が交錯ながら、後
半は売り優勢。先限は夜間取引で1万6148円まで上昇。前日の高値1万6149円
を上抜くことができず、夜間後半から上げ幅を削り、日中取引の序盤に小安くなった。
1万6073円で買い拾われ、小幅高状態に再浮上となった。しかし午後になり、1万
6071円まで軟化。夜間取引の前半につけた安値1万6055円が支持線となり、下
値を切り上げた。
 1日発表の米雇用統計が弱気の数字となったことでドル安が再燃し、ニューヨーク金
は地合いを引き締めた。今夜は7月の米ISM非製造業景況指数がある。米非製造業の
景況感が低迷と判断され、ドルが続落し、現在、88ポイント台後半で推移しているド
ルインデックス指数が87ポイント台に低下すると、ドル建て金現物相場は3380ド
ル台を目指す展開か。その場合、円相場は1ドル=146円を目指す上昇となるシナリ
オが描ける。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場は、米連邦準備理事会(FRB)
の9月利下げ観測に変わりがないなか、米国債の利回り低下などを受けて買い優勢とな
った。アジア市場は、朝方の3378.74ドルから、3382ドル台まで上昇。午前
11時半頃から売り優勢となり、3366ドル台まで下げ幅を拡大した。ドル堅調が圧
迫要因。
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