[今日の視点]貴金属=金はNYの堅調を受けて堅調に推移か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、総じて金は堅調に推移を予想。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で推
移を見込む。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安に連動して軟調
になりそうだ。パラジウムは出来ず。
 午前8時5分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は13.44ドル高
の3380.19ドル、銀が44セント高の3777セント、プラチナが12.64ド
ル安の1314.61ドル、パラジウムは29.74ドル安の1170.77ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=147.56/57円で、前営業日の
大引け時点から0.27円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が1万6187円前後、銀は178.6円前後、プラチナ
は5765円前後、パラジウムは5700円前後。
【金は米利下げ観測が強まるなか底堅く推移か】
 金はきのうの海外市場は、米利下げ観測を受けて堅調となった。JPX金もNY金の
強気な足取りに連動すると見られる。米国では弱気な雇用統計の発表以降、早期利下げ
期待が高まり、これがドル売り圧力を強めている。ただ、ドル・円は147円台半ばで
のこう着が続いているうえ、目先は目立つ米経済指標の発表が見られないため模様眺め
の雰囲気が強まりそうだ。
 JPX金先物は7月23日に1万6326円の高値を付けた後は上値警戒から1万
6000円台前半での高下が続いている。FRB関係者の金融政策に関する発言が本日
の注目要因となるなか、日中取引は1万6100円を下値支持線にしての底堅い動きが
続くことになりそうだ。
 銀はきのうの海外市場は、金堅調を受けて買い優勢となった。
【プラチナは米景気不安を受けて反落】
 プラチナはきのうの海外市場では、米景気不安を受けて反落した。
 プラチナは米景気不安が弱気材料視されて売り優勢となった。7月の米ISM非製造
業景気指数が事前予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)の9月利下げ観測が高ま
っている。ドル・円は147円台半ばでの小動きとなっているため、NY安を受けて
売り優勢になると予想される。
<今日の予定>
◆ ニュージーランド ◆
【経済】07:45 雇用統計 2025年4-6月期(NZ統計局)
◆ 日本 ◆
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 小売売上高 2025年6月(EUROSTAT)
◆ ドイツ ◆
【経済】15:00 製造業受注 2025年6月(経済技術省)
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。