●論点解説ゴム、需要サイドの要因では上がらない=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 ゴム相場は思惑先行の不安定な地合が続いているが、景気対策期待から景気減速懸念
へのテーマシフトが進みつつある。米中両国が関税引き上げの応酬を再開する最悪の事
態は回避されたとはいえ、既に両国経済には大きなダメージが発生し始めていることが
各種経済指標で確認されている。自動車市場に限定しても、関税の影響でサプライチェ
ーンの混乱が警戒される。中国では過度な値下げ競争を是正させる圧力が強くなってい
る一方、米国では関税発動前の駆け込み需要の反動が警戒される。需要サイドの要因で
ゴム相場を断続的に押し上げていくことは難しい状況が続きやすい。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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