[今日の視点]石油=続落へ、期中1月限は5万9200円台で戻り売りか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は続落へ。2026年1月限で300〜650円安程度を想定する。海外原
油安と円高警戒感から売り優勢。3連休前で新規売買は手控えられるが、期中12月限
から1月限への限月移行に絡んだ小口の売買が進もう。7月30日から31日に開催さ
れた日銀金融政策決定会合の主な意見発表があり、1ドル=146円台後半で推移して
いる円相場の動向に注意したい。
 7日のニューヨーク原油は期近9月限が63.70ドルまで下落し、下値を模索。6
日の取引で65ドル割れとなり、下振れの兆候があった。来週に米露首脳会談が実施さ
れることが発表され、ロシアとウクライナの停戦期待が高まり、地政学的リスクが後退
し、下げが加速した。63.88ドルと、この日の安値圏で引け、まだ下値出尽くし感
は感じられない。
 JPXドバイ原油の期中1月限は5万8960円まで下落。7日の安値5万8690
円が支持線になっているが、夜間取引の引け時点で日足は7日連続の陰線。日中取引は
日付けが変わった後の高値5万9340円が抵抗線として意識され、5万9200円台
では戻り売りが待ち受けか。

 時間外取引でニューヨーク原油9月限は前日比0.01ドル安の63.87ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは63.77〜63.90ドル。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:30 全世帯家計調査・消費支出 2025年6月(総務省)
【経済】08:50 国際収支(経常収支) 2025年6月(財務省)
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 2025年7月(財務省)
【経済】14:00 景気ウォッチャー調査 2025年7月(内閣府)
【工業】09:30 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
【工業】09:30 ゴム指定倉庫等級別在庫 2025年7月(大阪取引所)
◆ アメリカ ◆
【商品】8/9 04:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 雇用統計 2025年7月(カナダ統計局)

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