シカゴ大豆市況=軒並み反落、米産地の好天や米生産量予測引き上げ観測から

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/08    968.50      975.75      967.25      966.75      - 5.00
   2025/09    973.50      978.25      966.25      967.75      - 6.25
   2025/11    993.00      998.00      986.00      987.50      - 6.25
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       172,111        201,075         877,473  (+ 20,952)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(8月14日−8月18日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年並み〜上回る
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年並。
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 大豆は軒並み反落。終値の前営業日比は7.25〜6.00セント安。中心限月の
11月限は6.25セント安の987.50セント。
 米産地で生育に理想的な天気が続いていることを受けて12日発表の米農務省(US
DA)月例需給での生産量予測が引き上げられるとの見方が弱材料となり、売り優勢で
運ばれた。
 11月限は993セントで取引を開始。しばらく995.50セントを下値支持線と
する高もみとなったがアジアの時間帯終盤以降は軟化。990セント割れへの抵抗を見
せる動きが続いていたが終盤には売り崩されて986セントの安値を記録。その後の
戻りも限られ、この日の安値圏で低迷したまま引けを迎えた。

 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトは寒冷前線が接近するなか、気温が上昇。ミズーリ州では最高気温は
38℃まで上昇。ただ、中西部のその他の地域では穀物にストレスを与える程度まで
気温が上昇していない。
 プレーンズおよび中西部では寒冷前線が通過中で、一部では気温が上昇しているが
概ね夏穀物の生育に適した気温が続くだろう。また、今後5日間はプレーンズ、中西部
北部では雨がちな天気が見込まれる。
 8月13〜17日の気温、雨量は共に全国的に平年並〜平年を上回る見通し。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。

 プレーンズでは、モンタナ州及びダコタ州では豪雨となり、一部のコーン、大豆、春
小麦に被害が発生した可能性がある。
 南部ではフロリダ半島を含む南東部で不安定な天気となる一方、メキシコ湾岸西部で
は熱波が広がっている。

 大豆製品は、大豆粕は小幅まちまち、大豆油は続落。大豆粕買い/大豆油売りのスト
ラドル商いが大豆粕の期近限月を下支えした。大豆に加え原油が軟調となったことが大
豆油の重石となった。
 大豆粕12月限は前日比変わらずの285.20ドル。
今日の材料
・コーンベルトは寒冷前線が接近するなか、気温が上昇。
・プレーンズおよび中西部では概ね夏穀物の生育に適した気温が続く。
・今後5日間はプレーンズ、中西部北部では雨がちな天気が見込まれる。

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