NY原油市況=続伸、米国がベネズエラから出港したタンカーを拿捕

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/02     56.63       58.13       56.60       58.01        + 1.49
  2026/03     56.47       57.92       56.47       57.84        + 1.48
  2026/04     56.40       57.80       56.40       57.72        + 1.43
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              463,181             1,851,865    ( - 5,157)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/01     215.81    + 3.62
                            2026/02     215.16    + 3.52
         改質ガソリン       2026/01     174.22    + 3.40
                            2026/02     174.85    + 3.41
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は1.48〜
1.49ドル高。その他の限月は0.87〜1.43ドル高。
 米国がベネズエラを出港した石油タンカーを再び拿捕し、米国とベネズエラの緊迫感
が強まった。両国の軍事衝突が避けられないとの見方がくすぶっているほか、ベネズエ
ラの日量100万バレル近い石油輸出が下振れしている公算であることも支援要因。ベ
ネズエラに駐在するロシア外交官の家族がベネズエラ国内から退避を開始したとの報道
もある。なお、米国が最初に拿捕した制裁タンカー「スキッパー」は米テキサス州ガル
ベストン沖の米石油関連施設に移動した。
 ロシアの黒海沿岸で船舶が攻撃を受けるなど、ロシアとウクライナの衝突が続いてい
ることも買い手がかり。米フロリダ州マイアミで行われたウクライナ和平協議の進展に
ついて特に公表されておらず、行き詰まりが意識されている。なお、ロシアのキリル・
ドミトリエフ大統領特別代表によると、次の協議はモスクワで行われるもよう。
 時間外取引で2月限は58.13ドルまで上昇。通常取引開始後は上げが一服したも
のの、高値からの調整は限定的だった。
 改質ガソリンの期近は続伸。ヒーティングオイルの期近は反発。原油高に連動した。
今日の材料
・80万人規模の軍隊を維持するには追加の資金が必要=ゼレンスキー大統領
・中国商務省、EU産乳製品の一部に暫定的な関税を賦課へ
・イランが大規模なミサイル軍事演習を実施
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