LME市況=アルミ・銅は米CPIを控えた転売を受け軟調、ニッケルは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,580.00  -  26.72     2,588.00  -   21.00
    アルミ合金      2,509.00      0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,648.25  -  44.20     9,731.50  -   30.50
    ニッケル      15,143.88  + 187.17    15,351.00  +  195.00
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 アルミ3カ月物は続落。2606ドルで小安く取引を開始。米中間の関税一時停止措
置の延長観測の強まりを受けたアジア株高・銅高が手掛かりとなって浮上。2624ド
ルの高値に達したが、その後に崩れて一気に2600ドルを割り込んだ。欧州の時間帯
はさらに下値を探る動きとなり一時2588.50ドルまで軟化。米国の時間帯も7月
の米消費者物価指数(CPI)の発表を12日に控え、玉整理基調が強まり転売が膨ら
むなか引けにかけて軟化。引け直前に2583ドルの安値を記録し、安値に近い水準で
引けた。
 銅3カ月物は反落。9755ドルで取引を開始した後は、8月12日に期限を迎える
米中の関税措置の一時停止措置も再び延長されるとの見方が強まるなか中国上海株が堅
調となったことを受けて上値追いとなった。アジアの時間帯後半に7月31日以来の高
値となる9796ドルに達した。欧州の時間帯入りにするに伴い値位置を切り下げ97
50〜9760ドルのレンジを中心に高下した後、更に軟化し9708ドルの安値に達
した。安値で買い戻されたものの12日に発表の7月の米消費者物価指数(CPI)を
前に玉整理の動きが広がり米株が軟化したことが重石となって終盤に売り直され、この
日の安値圏で取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は大幅続伸。1万5115ドルで軟調で取引を開始。アジア株と銅
の堅調を手掛かりに浮上した後はジリ高となって欧州の時間帯を終える頃には1万
5300ドル台に到達。終盤は1万5300ドルを下値支持線にしての高もみとなり、
高値圏を維持して終了。
今日の材料
・11日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は反発、12.42ポイント高の3647.55ポイント。
・欧州株はまちまち。英FTが上昇も独DAX、仏CACは下落。
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=148円台前半に上昇。ユーロドルは今月6日以来の安
 値となる1ユーロ=1.1587ドルまで下落。安値を離れ、小幅安で終えた。
・米国株は下落。ニューヨークダウが200.52ドル、ナスダック指数は64.61ポイント
 安(0.30%低下)
・ニューヨーク貴金属は金、銀が大幅安。PGM系貴金属は反発。
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