ゴム午前=堅調、日経平均株価の大幅高や円安を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は堅調。寄り付きでは、上海夜間は小幅高となったものの、JPXゴ
ムRSS3号の祝日取引が上げ幅が大きかったことから、上げ幅を縮小させる展開とな
った。だが、中盤に入ると、日経平均株価が1000円超の上昇となったことや、ド
ル・円がやや円安方向に振れていることを好感し、しっかりと推移している。
 TSR20は出来ず。
 午前11時40分現在のRSS3号は前営業日比2.4〜4.6円安。活発限月1月
限は同4.6円高の322.0円、期先26年7月限は出来ず、推定出来高は595
枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は同195〜250ポイント高、推定出来
高は67枚。

【中国の消費者物価は前月比変わらず】
 9日に中国国家統計局から発表された7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比
変わらずだった。6月は0.1%上昇していた。今回、CPIが減速した背景には、原
油安を背景にガソリンなどの交通燃料の値下がりが続いたことが挙げられる。変動の大
きい食品と燃料価格を除いたコアインフレ率は前年比0.8%上昇と、1年5カ月ぶり
の高い伸率となった。中国のデフレ懸念がやや和らいだ。
 ただ、同時に発表した7月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比3.6%低下し
た。これで2年10カ月連続の低下となった。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSRは20は期近高・期中安とな
っており、0.5セント安〜0.2セント高で推移している。
 上海ゴムは小じっかり。午前11時00分現在、指標限月の2026年1月限は、前
営業日比55元高の1万5775元で推移している。

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