株高受けて円売りも、入札の弱さなど受けて調整入る=東京為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
株高受けて円売りも、入札の弱さなど受けて調整入る=東京為替概況
   
 ドル円は前日の米株高を受けた日経平均の続伸、豪州を除くアジア株の堅調さなどを好感して、リスク選好の円売りが広がった。
  
 前日の海外市場で米消費者物価指数後のドル売りに148円50銭超えから売りが出て、一時147円50銭台を付け、東京朝も147円80銭台で迎えた。朝方は147円70銭から147円90銭のレンジを中心とした推移となったが、株高を受けたリスク選好の動きが仲値後に強まり、午前の市場で148円17銭まで上値を伸ばしている。
  
 高値から少し調整が入ったところで、財務省の日本国債5年物の入札結果が公表され、2020年以来の低い応札率となったことが示されたことで、円買いとなった。結果発表前まで1.051%を付けていた5年国債利回りは1.071%まで上昇(債券価格が下落)、円買いを誘った。ドル円は148円割れまで調整が入った後、少しもみ合いとなったが、ロンドン勢の本格参加を前に調整が広がり、147円80銭台を付けている。
  
 ユーロドルは1.16台後半推移。昨日のドル安の流れからしっかりした展開も1.1700手前の売りをトライする勢いが見られず1.1670-1.1690レンジとなっている。
  
 ユーロ円は午前の円安に朝の172円50銭から172円70銭のレンジから173円00銭をトライする展開。午後に173円02銭まで上値を伸ばしたが、その後の円高に172円70銭台を付けている。
  
 ポンドドルはユーロドル同様にドル安を受けてしっかり。1.3490台から1.3512を付けた。ポンド円は朝の199円50銭ばさみの推移から、午前の円安で199円90銭台まで上昇。200円手前の売りが上値を抑え、午後の円安一服で199円70銭前後の推移となった。
  
MINKABUPRESS 山岡

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