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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/09 62.79 64.10 62.58 63.96 + 1.31
2025/10 62.06 63.17 61.85 63.03 + 1.10
2025/11 61.58 62.55 61.36 62.42 + 0.95
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 820,683 1,970,942 ( - 29,418)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/09 223.45 - 0.83
2025/10 223.23 - 0.57
改質ガソリン 2025/09 210.92 + 3.88
2025/10 194.09 + 3.31
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近2限月は1.10〜
1.31ドル高。その他の限月は0.46〜0.95ドル高。
ウクライナ停戦を目指す15日の米ロ首脳会談を控え、買い戻しが優勢となった。会
談終了後にトランプ米大統領とプーチン大統領が共同会見を行うと発表されており、協
議の先行きに明るみを感じさせるような段取りとなっているものの、今週にかけての売
りが巻き戻されている。ルビオ米国務長官によると、今回の首脳会談で即時停戦は困難
だが、ウクライナでの戦闘停止を目指すという。トランプ米大統領は今回の協議を2回
目の会談への踏み台とする構えで、次回の首脳会談へつながる可能性が高いとの認識を
示した。
ウクライナ停戦に向けて、欧州連合(EU)やウクライナがロシアへの領土譲渡に引
き続き反対していることは懸念要因。ドイツを中心に欧州は直接的な衝突を警戒するほ
どロシアを敵視しており、ウクライナ停戦は米ロだけの問題ではないことが見通しを曇
らせている。
来月以降の米追加利下げ観測が根強いことは支援要因。ただ、米生産者物価指数(P
PI)の伸びが加速しており、消費者への価格転換が鮮明になると利下げに否定的な認
識が強まる見通し。
時間外取引で9月限はしっかりと推移しつつも、上値は限定的で62.58ドルまで
一時マイナス転換した。ただ、通常取引開始に向けて買い戻しが強まり、通常取引終盤
には64.10ドルまで上げた。
改質ガソリンの期近は反発。ヒーティングオイルの期近4限月は続落した。原油相場
は反発したものの、製品の足並みは揃わず。
今日の材料
・ロシアはガソリン輸出禁止の延長を検討、ウクライナからのドローン攻撃続き生産が
混乱=ブルームバーグ
・ロシア産原油を購入するインドに二次関税を課してきたが、場合によっては制裁や二
次関税がさらに増える可能性がある=ベッセント米財務長官
MINKABU PRESS
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