ゴム市況=期中限月が反発、上海ゴムのプラスサイド浮上を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                  RSS3                        TSR20
    2025/08      2026/01       2026/07         2025/09       2026/08
  329.3  + 3.4   319.5  + 2.3   318.0  - 2.0    249.0   0.0    250.0   0.0
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    上海ゴム1月限     15,895   + 100 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は期中限月が反発。寄り付きでは、上海夜間安を映し、売り優勢で推
移した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが夜間取引の下げ幅を縮小していることか
ら、下げ渋りを見せた。終盤に入ると、上海ゴムの中心限月1月限がプラスサイドに浮
上したことから買いが先行し、期中限月を中心にプラスサイドで引けた。TSR20は
出来ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比2.0円安〜3.4円高、活発限月の1月限は同
2.3円高の319.5円、期先26年7月限は同2.0円安の318.0円、総出来
高は203枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は同40〜500ポ
イント高、総出来高は24枚。
【1月限はレンジ相場継続】
 今日のJPXゴムRSS3号は、午後の上海高を好感し、総じて反発となった。活発
限月の1月限は、319.5円で取引を終えた。今週の1月限は、14日に325.9
円まで上昇したものの、買いは続かなかった。一方、15日には313.5円まで軟化
したが、下値を追っての売りは限定的だった。
 天然ゴムのファンダメンタルズをみると、積極的に買い進む材料は見当たらない。た
だ、突っ込んで売るような状況でもない。このため、目先、1月限は315〜325円
前後でのレンジ相場が続きそうだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSRは20は午前中から買いが先
行し、午後には一段高となり、2.6〜3.1セント高で推移している。

 上海ゴムは総じて反発。中心限月の1月限は、夜間取引では売りが先行し、前営業日
比145元安の1万5650元で取引を終えた。日中取引に入ると、ジリジリと下げ幅
を縮小し、午後にはプラスサイドに浮上、一時1万6000元にタッチした。

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